ブラックブック

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トータル・リコール」や「スターシップ・トゥルーパーズ」のポール・ヴァーホーヴェン監督が、オランダ映画史上最高の制作費をかけて描く戦争ドラマ巨編。

1944年9月、ナチス・ドイツ占領下のオランダ。美しいユダヤ人女性歌手ラヘルは、ナチスから逃れるため一家で南部へ向かう。しかし、ドイツ軍の執拗な追跡にあい、ついには彼女を除く家族全員を殺されてしまう。その後、レジスタンスに救われたラヘルは、ユダヤ人であることを隠し、彼らの活動に身を投じるが…。 (TSUTAYA DISCAS)

これは、レビューを書くのがとても難しいです。

家族を殺されたラヘルが、レジスタンスの活動に加わっていく前半は、
説明的になっているので、多少退屈な感じはあります。
が、ドイツ軍の内部に潜入していくにつれて、緊張感が高まってきます。

どんな結末が訪れるのか。
ブラックブックの存在はどこか。

興味を持ったまま観ていくのですが…。


結末は良しとしましょう。
戦争ですから、すべてが丸く収まるわけはありません。
命があって、自分の汚名も晴らせたのですから…。

ただ、『ブラックブック』の扱い方は、ちと物足りないかと。

タイトルにあるくらいだから、ストーリーに深く関わる存在なのかと思ってましたが、
薄かったですね~…。

そこが非常に残念。


戦争物なので、好き嫌いは分かれるでしょうが、
一人の女性の生き様を観たい方に、お勧めいたします。