ジョジョ・ラビット(2019)

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戦争映画はいろいろ観てきました。重く苦しく、救いのない作品も多かったけど、この作品には希望を強く感じました。

愛国精神旺盛で心優しいジョジョがとても魅力的。ジョジョの周囲も、皆愛すべきキャラなのです。

友人のヨーキ―、クレンツェルドルフ大尉、反戦活動をする母親、母親によって壁に匿われていたユダヤ人の少女。

そしてキーワードはダンスと靴紐。これが伏線となって最後は涙を誘います。

大人はちゃんと子どもを守り、未来を託します。託されたという認識はなくても、ちゃんと成長した10歳半のジョジョの表情が、ぐっと大人っぽくなっていてカッコよかった。

スカーレット・ヨハンソンも母親役をするようになったんだね~と考え深い。大きな愛情でジョジョを包み込み、大切なことを伝える素敵な母親でした。

クレンツェルドルフ大尉を演じたサム・ロックウェルも良かったな~。ユダヤの少女を助けたことも、最後にジョジョを助けたことも、真のヒーローでした。

ほのぼのとした青春ドラマかと錯覚しそうだった最後の最後に、激しい戦闘シーンが繰り広げられ、戦争映画なのだと胸が締め付けられました。

魅力的なキャラがたくさん登場する今作は、時間を置いてまた観ようと思います。