モーツァルトとクジラ

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アスペルガー症候群という悩みを抱えた男女が困難を乗り越え愛をはぐくんでいく姿を描いたラブ・ストーリー。「レインマン」を手がけたロン・バスの脚本を、ハリウッドに招かれたノルウェー人監督ペッター・ネスが映画化。主演は「パール・ハーバー」「ブラックホーク・ダウン」のジョシュ・ハートネットと「フォーン・ブース」「メリンダとメリンダ」のラダ・ミッチェル。

一見普通の青年ドナルド。しかし、彼はアスペルガー症候群という障害を抱え、平穏な日常生活を営むことが出来ずに悩んでいた。それでも同じような障害を持つ仲間たちとサポートグループをつくり定期的に集会を開くなど、社会に適応できる力を付けようとがんばっていた。そんなある日、その集会に新たなメンバーとして美容師のイザベラが参加する。思ったことをそのまま口にしてしまう自由奔放な彼女は、ドナルドとはまるで正反対の性格ながら、やはり同じ悩みを抱えていた。ドナルドはそんな彼女にたちまち魅了され、一方のイザベラも誠実なドナルドに好意を抱くようになるのだが…。(allcinema)


あれ?タイトルってどこから来てる?なんて、後半思ったりしたのですが、
これは、ふたりの間が深まるきっかけとなる“ハローウィン”での
ふたりの扮装から来てます。

ぼんやりしてると、私のようになりますので、
ちょっと気をつけて観ることをお勧めします。

どちらがどちらかは、観てのお楽しみ、ということで。


アスペルガー症候群という、いわゆる自閉症のふたりの物語です。

普通の人とは少し違う人々。
でも、気持は同じ。

人生に悩み、人生を楽しみ、そして人を愛する…。


誰かを必要としたいと思うのは、同じなのです。

その表現の仕方が違うとか、悩み方が違うとか、
そういう感じはあると思います。

主演のふたり…。
ジョシュ・ハートネットは、
最近観たハードボイルドとは違って、可愛らしく見えます。
ラダ・ミッチェルは【ネバーランド】の印象が強かったので、
かなりいろんな面で驚きの役です。


作品的には、一緒になって苦しくならないように、音楽も表現も軽めです。
なので、もしかしたらアスペルガー症候群のことが
少し軽く扱われているかもしれません。

本当にその症状の人と接している人から見ると、
周囲はもっと大変なんだと、思うかもしれません。

もしかしたら、アメリカというお国柄かもしれません。
日本ではこうはいかないかも…。


それでも、アスペルガー症候群を知るきっかけにはなるでしょうし、
同じような感情を持って生活している人たちだと、
決して特別ではないのだと思います。


アスペルガー症候群を扱ってはいますが、青春映画です。


愛してるってどうやって言うんだっけ?と思ってる方、
そしてもちろん、アスペルガー症候群を知りたい方、いかがでしょう。