タロットカード殺人事件

イメージ 1ウディ・アレン監督が「マッチポイント」に続いて再びロンドンを舞台に描く軽妙な犯罪ミステリー・コメディ。マジックショーの最中に新聞記者の幽霊から連続殺人事件の真犯人という一大スクープを託された快活なアメリカ人女子大生が、真相を探るため三流奇術師と凸凹コンビを組み珍妙捜査を繰り広げるさまをユーモラスに描く。主演は「マッチポイント」に続いての起用となるスカーレット・ヨハンソン、共演に「X-MEN」のヒュー・ジャックマン。また、本作ではウディ・アレン自身も出演し、三流奇術師役でスカーレット・ヨハンソン演じる女子大生とコミカルな掛け合いを披露する。
 ブルックリン生まれのサンドラは、ジャーナリスト志望の野心あふれる女子大生。休暇でロンドン滞在中の彼女はある日、観賞していたマジックショーで老マジシャン、シドに指名され、人が消える箱“チャイニーズ・ボックス”に入れられる。彼女はその中で、なんと3日前に急死した敏腕新聞記者ストロンベルの幽霊と遭遇、彼からロンドンを震撼させている“タロットカード殺人事件”の真犯人を耳打ちされる。その名は、ハンサムな英国貴族ピーター・ライモン。世紀のスクープにやる気満々のサンドラは、同じブルックリン出身だというシドと手を組み、父娘になりすましてロンドン上流階級に潜入、ピーターへの接近を試みるが…。(allcinema)



恋の行方も、犯人も、タロットカードだけが知っている…。


2006年 イギリス/アメリカ製作作品

原題:SCOOP




【マッチポイント】が印象に残ったウディ・アレン監督作品。


殺人事件、なんて邦題からは想像もつかない、実は軽いコメディでした。
死者?幽霊?達の会話、なんて言うところから始まるのです。



ミステリーなので、詳細はご覧になっていただくとして…。

今作品で一番気に入ったのが『白鳥の湖』の音楽が使われていることです。
中でも「4羽の白鳥』という軽快な音楽が使われていて、
観ていて深刻にはならない、なれないのです。


犯人探しをするのは、記者の幽霊さんに犯人を教えられてしまった
ジャーナリスト志望の女子大生サンドラ。
スカーレット・ヨハンソンは、【マッチポイント】とは全く違ったイケてない女子大生を演じていて、
彼女の美しさで演じる役ではありませんが、
犯人であろうヒュー・ジャックマンとの恋愛は、女子大生として素直な感情だな、と思えました。
お金持ちのいい男ですからね!

サンドラと一緒に事件を解決しようとするマジシャンのウディ・アレンは、
とにかくしゃべる!
そしてその意見がよく変わる!
でも、最後までサポートし続ける姿は、父親的な心境だったのでしょうね。
異色の名コンビでした。


どこで犯人が墓穴を掘るのか…。
そこはもちろん楽しみですが、キャストも音楽も良くて、軽いコメディとして面白く観られました。



マジシャン・シド…。
あなたの結末はそこ…?笑うしかありませんでした^^;