レイン・フォール/雨の牙

イメージ 1日英豪華キャスト競演で放つサスペンス・アクション。元CIA工作員バリー・アイスラーが著わし全米ベストセラーとなった“ジョン・レイン”シリーズの第1作『雨の牙』を映画化。東京を舞台に、日系アメリカ人の暗殺者が引き受けた一件の依頼の裏に国家的重要機密が隠されていたことから、巨大な包囲網と熾烈な駆け引きを繰り広げるさまをスリリングに描く。主演は椎名桔平。共演に長谷川京子、「ダークナイト」のゲイリー・オールドマン。監督は「トウキョウソナタ」の脚本を手掛けたマックス・マニックス
 日系アメリカ人の暗殺者ジョン・レイン。これまで完璧に暗殺依頼を遂行してきた彼はある時、一件の依頼を受ける。それは日本の高級官僚、川村安弘を自然死に見せかけて殺し、誰にも疑われずに姿を消す、という百戦錬磨のレインには取るに足りない仕事だった。そして計画通り、電車内でターゲットの暗殺を実行、川村は息を引き取り、難なく終了したかに思われた。しかし、川村が所持していた肝心のメモリーデータがどこにも見当たらなかったことで全てが狂い始めていく。その謎のメモリーデータをめぐり、CIAや日本の警察機関から追われる身となってしまうレイン。そんな中、メモリーデータの手掛かりを探るレインは包囲網を巧みにくぐり抜けながら、川村の娘でジャズ・ピアニストのみどりに接触し、行きがかり上、2人で東京の街を逃亡する。ところが、2人の行動は、至る所に設置された何万台もの監視カメラによって徹底マークされていた…。(allcinema)


逃げる二人に、東京が牙をむく。
2008年製作作品


監督: マックス・マニックス
原作: バリー・アイスラー 『雨の牙』(ソニーマガジンズ刊)
脚本: マックス・マニックス
音楽: 川井憲次
出演: 椎名桔平 ジョン・レイン
     長谷川京子 川村みどり
     ゲイリー・オールドマン ウィリアム・ホルツァー
    柄本明 タツ
    ダーク・ハンター トーマス・ペリマン
    清水美沙 優子
    中原丈雄 川村安弘
    若松武史 ベニー渡辺
    小木茂光 長田
    浜田晃 山本
    平山祐介 アセット
    坂東工 健




椎名桔平のサスペンスアクション作品となれば、観なくちゃでしょ!


桔平さんの殺し屋は、途中まではとってもカッコ良かった。
が…。
笑っちゃいけない。
そんなに優しい笑みを浮かべちゃいけない…。

最後まで冷たい殺し屋でいてほしかった…。


原作ではどう書かれているのか分からないけど、
川村みどりとの関係も、徐々に深まっていくのは有りでしょう。
でも微笑んじゃいけない…。
優しさを感じさせてはいけない。

そこが、そこも、惜しい!


アクションシーンは少なく、
CIAのおばかっぷりと、どなり続けるホルツァーばかりが目立ってしまう…。
指揮官と一緒にいる優子・清水美沙も、お飾りっぽし、
キーポイントのメモリースティックの重要性もいまいち掴めず…。


ラストもな~~。
見つめ合う時間の長いこと…。
間延びしちゃうよ(^^ゞ

そして007みたいに
「ジョン・レイン」と名乗って終わっちゃうのもね~。


シリーズの第1作らしいので、
ジョン・レインが何者で、何を考えているのかは、徐々に見えてくるのでしょうが、
そういう部分が弱くて、集中力が欠ける作品でした。

桔平さんは、
ダニエル・クレイグの007や、
マット・デイモンジェイソン・ボーンにも引けを取らないと思うんです。
日本でもクールな殺し屋が誕生したかな?と期待するほど、似合ってると思いました。
…ハーフに見えるかどうかは別として(^^ゞ


あ~。もったいない。

内容はさておいて、桔平さんを楽しみましょう。