デュプリシティ~スパイは、スパイに嘘をつく~

イメージ 1クローサー」以来の共演となるジュリア・ロバーツクライヴ・オーウェンが因縁の元エージェントに扮したクライム・エンタテインメント。業界トップをめぐって激しく競合する2つのライバル会社からそれぞれ産業スパイとして雇われた元CIAと元MI6の2人が、思惑を秘めながら巧みに繰り広げる諜報合戦をユーモラスかつスリリングに描く。監督は「フィクサー」のトニー・ギルロイ
 トイレタリー業界最大手の老舗メーカーB&R社と躍進めざましい新興企業エクイクロム社はシェアトップをめぐり、ライバル心むき出しの熾烈なせめぎ合いを繰り広げていた。そんな中、B&RのCEOタリーが画期的な新製品を発売するという衝撃の情報をキャッチしたエクイクロムのCEOガーシックは、目前に控えた株主総会の前にその情報と技術を盗用し、エクイクロムの製品として先行発表を目論む。また、かねてよりB&Rの動向をチェックしている産業スパイ・チームへ、新たに元MI6の諜報員レイ・コヴァルが加わることに。レイはB&R新製品の詳細を調べるうち、元CIAの諜報員クレア・ステインウィックと再会する。レイとの間に浅からぬ過去を持つクレアはB&R側に雇われていた。だが、実は彼女もガーシックに送り込まれたエクイクロムの潜入スパイだった…。(allcinema)


これは、生き残りをかけた“企業諜報合戦”


2009年 アメリカ製作作品
原題:DUPLICITY



監督: トニー・ギルロイ
脚本: トニー・ギルロイ
音楽: ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演: ジュリア・ロバーツ クレア・ステインウィック
    クライヴ・オーウェン レイ・コヴァル
    トム・ウィルキンソン ハワード・タリー
    ポール・ジアマッティ ディック・ガーシック
    デニス・オヘア デューク
    トーマス・マッカーシー ジェフ・バウアー
    キャスリーン・チャルファント パム
    ウェイン・デュヴァル ネッド・ガストン




ジュリア・ロバーツとクライブ・オーエンの共演で、スパイ物なら
見たくなりますよね!


現在進行形の物語の中に、登場人物の回想シーンが混じるという手法。
それが何年前なのか分かるようになっているし、
こういう作りは結構あるので、それほど分かりにくいこともありません。

へー。
あ、そうなんだー。
と、謎がとかれて行くたびに納得してました。


そして最後のオチ。
こりゃ、まあ~!

スパイ物ですが、
企業絡みなのでアクションも銃撃戦もありません。
騙したり騙されたりと、駆け引きだけで進んで行きます。

ハラハラドキドキがない代わりに、
ラブゲームがあったりして、お洒落な雰囲気で進んで行きます。


丁々発止のやり取りを楽しむ作品でしょうから、
ちょっと一般向けじゃないかな~。

騙し騙された結果、最後に笑ったのは誰でしょう…?


トニー・ギルロイ監督って、あの【ボーンシリーズ】の脚本家さん。
そのシリーズとは全く違った、肩の力の抜けた感じが良い作品でした。