赤ずきん

イメージ 1 「トワイライト~初恋~」のキャサリン・ハードウィック監督がグリム童話の『赤ずきん』をモチーフに描くファンタジー・ラブサスペンス。危険な恋に落ちるヒロインの運命と村を襲った謎の人狼の正体をミステリアスかつダークなタッチで描き出す。主演は「マンマ・ミーア!」「ジュリエットからの手紙」のアマンダ・サイフリッド。共演にゲイリー・オールドマンジュリー・クリスティ
 若く美しい女性ヴァレリーが暮らす村の周辺には恐ろしい狼がおり、満月の夜には決して出歩いてはならなかった。村人は狼と協定を結び、動物の生け贄を捧げることで村の平和を維持してきた。そんなある日、ヴァレリーに裕福な家の息子ヘンリーとの縁談話が持ち上がる。幼なじみで野性的な魅力にあふれたピーターと将来を誓い合う彼女は、ヘンリーとの結婚を決めた両親に反発し、ピーターとの駆け落ちを決意する。ところがその矢先に、ヴァレリーの姉が何者かに殺されてしまう。狼の仕業と復讐に立ち上がる村人たち。ところが村にやって来た高名な人狼ハンターのソロモン神父は、狼が人の姿で村人の中に紛れていると言い放つ。互いに疑心暗鬼となり、村はパニックに陥ってしまう。(allcinema)
 
2011年
原題:RED RIDING HOOD
上映時間 100分
製作国 アメリカ/カナダ
 
恋をした、
大人になった。
 
監督: キャサリン・ハードウィック 
製作: ジェニファー・デイヴィソン・キローラン  レオナルド・ディカプリオ  ジュリー・ヨーン 
製作総指揮: ジム・ロウ  マイケル・アイルランド  キャサリン・ハードウィック 
脚本: デヴィッド・レスリー・ジョンソン 
撮影: マンディ・ウォーカー 
プロダクションデザイン: トム・サンダース 
衣装デザイン: シンディ・エヴァンス 
編集: ナンシー・リチャードソン  ジュリア・ウォン 
音楽: ブライアン・レイツェル  アレックス・ヘッフェス 
音楽監修: ブライアン・レイツェル 
出演: アマンダ・サイフリッド ヴァレリー
    ゲイリー・オールドマン ソロモン神父
    ビリー・バーク セザール
    シャイロー・フェルナンデス ピーター
    マックス・アイアンズ ヘンリー
    ヴァージニア・マドセン スゼット
    ルーカス・ハース オーガスト神父
    ジュリー・クリスティ おばあちゃん
    ショーナ・ケイン        マイケル・ホーガン      エイドリアン・ホームズ     コール・ヘッペル 
    クリスティーン・ウィリス    マイケル・シャンクス    ドン・トンプソン        ケイシー・ロール  
 

ポスターが印象的だったり、大人になった赤ずきん
みたいな謳い方をしていたので興味があったんですが、
結局は自宅鑑賞となってしまいました。
 
【トワイライト~初恋~】の監督さんだと後で知ったんですけど、
なるほど、童話の赤ずきんも、この監督さんにかかっちゃうとティーン向けに仕上がっちゃうのね。
 
タイトルはかの有名な童話【赤ずきん】と同じですけど、
新解釈ということで、赤ずきんは美人な大人になってるし、
おまけに相愛の彼氏とは別に、親が決めた婚約者がいるという設定。
そういう単純な恋愛ドラマかと思いきや、そこに狼の話が絡んできます。
 
それがただの狼ではなく人狼だったことで、
それがいったい誰が狼なのか、犯人探しのサスペンスの匂いも漂わせます。
もしかして赤ずきんヴァレリーを争うふたりのイケメン君かしら?
それともヴァレリーのおばあちゃん?
 
モテちゃうヴァレリーに嫉妬する友人も登場したり、
閉鎖された村から出ていきたいヴァレリーの思いが折り重なって、
飽きさせない展開となっています。
 
ヴァレリー赤ずきんと同じく、強い女性です。
自分で自分の進むべき道を選ぼうとします。
そのせいで魔女だと言われてしまったりもするけど、そういうことに負けない強さがありました。
今時の女性は、男の人に守られるだけじゃだめ、ということでしょうね。
道は自分で切り開け…。
 

BDにはもうひとつのエンディングもありました。
ネタばれになりますから反転しますね~。
 
狼に噛まれて狼になってしまったピーターが、去って行く前にヴァレリーと結ばれます。
そしてピーターとの間に子供が生まれていた、というもの。
 
だけど、あまりにチープな感じで、やはり劇場公開版のエンディングで正解でしょう。
 

アマンダは目が印象的な女優さんですね。
意志の強い女性の役はお似合いです(^^)