ハンガー・ゲーム2 (2013)
スーザン・コリンズによるヤングアダルト小説の世界的ベストセラー・シリーズを「世界にひとつのプレイブック」のジェニファー・ローレンス主演で実写映画化した大ヒットSFアクション・アドベンチャー大作の第2弾。独裁国家パネムで毎年開催される残忍なサバイバル・ゲーム<ハンガー・ゲーム>で壮絶な死闘の末に勝者となり、生きて故郷への帰還を果たしたヒロイン、カットニスを待ち受けるさらなる過酷な運命を壮大なスケールで描き出す。共演はジョシュ・ハッチャーソン、リアム・ヘムズワース、エリザベス・バンクス、フィリップ・シーモア・ホフマン。監督は新たに「コンスタンティン」「アイ・アム・レジェンド」のフランシス・ローレンス。
第74回“ハンガー・ゲーム”で奇跡の優勝を遂げ、無事に故郷の第12地区に凱旋を果たした“炎の少女”カットニス。そんな彼女を待っていたのは、民衆の熱狂的な歓迎だった。圧政に苦しむ彼らは、カットニスの戦いに勇気を得て、政府に対する反乱の機運がかつてないほどに高まっていた。しかし、独裁者のスノー大統領はこの状況にただ手をこまねいてはいなかった。カットニスを抹殺するため、彼はある秘策を用意する。それは、次回の第75回記念大会に歴代優勝者24名による史上初の“グランドチャンピオン・バトル”を開催するというものだった。こうして、自らの意に反して再び戦いの場へと引きずり出されてしまったカットニスは、もう一度生きて還るため、百戦錬磨の最強チャンピオンたちに立ち向かっていくのだったが…。<allcinema>
2013年 原題:THE HUNGER GAMES: CATCHING FIRE
上映時間:147分 製作国:アメリカ
覚悟はいいか
歴代勝者による、
壮絶なバトルの幕が開ける!
監督:フランシス・ローレンス
製作:ニーナ・ジェイコブソン ジョン・キリク
製作総指揮:スーザン・コリンズ ルイーズ・ロズナー=マイヤー ジョセフ・ドレイク アリソン・シェアマー
原作:スーザン・コリンズ『ハンガー・ゲーム2 燃え広がる炎』(メディアファクトリー刊)
脚本:サイモン・ボーフォイ マイケル・デブルイン
撮影:ジョー・ウィレムズ
プロダクションデザイン:フィリップ・メッシーナ
衣装デザイン:トリッシュ・サマーヴィル
編集:アラン・エドワード・ベル
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演:
●ジェニファー・ローレンス カットニス・エバディーン
●ジョシュ・ハッチャーソン ピータ・メラーク
●リアム・ヘムズワース ゲイル・ホーソーン
●ウディ・ハレルソン ヘイミッチ・アバナシー
●エリザベス・バンクス エフィー・トリンケット
●レニー・クラヴィッツ シナ
●フィリップ・シーモア・ホフマン プルターク
●ジェフリー・ライト ビーティー
●スタンリー・トゥッチ シーザー・フリッカーマン
●ドナルド・サザーランド スノー大統領
●ウィロウ・シールズ プリムローズ・エバディーン
●サム・クラフリン フィニック・オデイル
●リン・コーエン マグス
●ジェナ・マローン ジョアンナ・メイソン
●アマンダ・プラマー ワイレス
●メタ・ゴールディング エノバリア
●ブルーノ・ガン ブルータス
●アラン・リッチソン グロス
●ステファニー・リー・シュルント カシミア前作を観ていたので、やっぱりいろんな意味で期待大。ジェニファーはまだ若いのに、苦労する女性の役がほんとに巧いです。彼女がこの作品を引っ張っているのは、間違いないです。ハンガー・ゲームは勝者には、その後ゲームを免除されると言う特典があったけど、人々の象徴になりつつあるカットニスが目ざわりで、なんとしても抹殺したい大統領が、新たなルールを掲げます。記念大会と称して、歴代の勝者のみでのゲームを開催することになるわけです。あまりに理不尽な展開。その時のカットニスの心情。それはもう痛々しいとしか言いようがない。人間不信に陥ったり、恐怖心で折れそうになったり、カットニスの内面が全面に押し出された2作目となっています。ゲームに入るまでが長いというレビューもあるようですけど、単なる人殺しのゲームを描きたいわけじゃないと、その部分が逆に大事なんだと思うんですけどね~。殺し合うシーンが少ないので、その部分を期待してる人には減点材料かと。でもカットニスの気持ちの動きや、駆け引きなど、楽しめる要素はたくさんあると思いますよ。もちろん、前作を観ていることが第一条件ですけどね。そして多くの伏線を残し、カットニスの怒りや憤りを感じさせて終わります。大統領の謀り事はどうなるのか、そしてもちろん、カットニスはどうなるのか。完結編が楽しみです。