ウルフ・オブ・ウォールストリート (2013)

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 80年代から90年代のウォール街で“狼”と呼ばれた実在の株式ブローカー、ジョーダン・ベルフォートの回顧録ウォール街狂乱日記』を、「ディパーテッド」「シャッター アイランド」のマーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ主演コンビで映画化したピカレスク伝記ドラマ。20代で億万長者にのし上がり、30代で逮捕されるまでのあまりにも破天荒すぎる栄光と転落の物語を描く。共演はジョナ・ヒルマーゴット・ロビーマシュー・マコノヒー
80年代後半のウォール街。証券マンのジョーダン・ベルフォートは26歳で会社を設立すると、富裕層をカモにそのモラルなき巧みなセールストークで瞬く間に会社を社員700人の大企業へと成長させ、自らも年収49億円の億万長者となる。ドラッグでキメまくり、セックスとパーティに明け暮れた彼のクレイジーな豪遊ライフは衆目を集め、いつしか“ウォール街の狼”と呼ばれて時代の寵児に。当然のように捜査当局もそんな彼を放ってはおかなかったが…。<allcinema>

2013年 原題:THE WOLF OF WALL STREET 上映時間:179分 製作国:アメリ
貯金ゼロから年収49億円
ヤバすぎる人生へ、ようこそ。

監督:マーティン・スコセッシ
製作:マーティン・スコセッシ レオナルド・ディカプリオ リザ・アジズ ジョーイ・マクファーランド エマ・コスコフ
製作総指揮:アレクサンドラ・ミルチャン リック・ヨーン アーウィン・ウィンクラー ジョエル・ゴトラー ジョージア・カカンデス
原作:ジョーダン・ベルフォート『ウルフ・オブ・ウォールストリート』/『ウォール街狂乱日記』(早川書房刊)
脚本:テレンス・ウィンター
撮影:ロドリゴ・プリエト
視覚効果監修:ロブ・レガト
プロダクションデザイン:ボブ・ショウ
衣装デザイン:サンディ・パウエル
編集:セルマ・スクーンメイカー
キャスティング:エレン・ルイス
出演:
レオナルド・ディカプリオ ジョーダン・ベルフォート
ジョナ・ヒル ドニー
マーゴット・ロビー ナオミ
マシュー・マコノヒー マーク
ジョン・ファヴロー マニー
カイル・チャンドラー パトリック
ロブ・ライナー マックス
ジャン・デュジャルダン ジャン=ジャック

実話をベースにした作品は、盛り上がりに欠けてしんどい作品が多いのですが、
今回も今までの作品と大して変りありません。
おまけに長いし…。

レオ君ファンとしては、彼の実力を改めて見せられた気がして満足。
彼はその童顔で損してるのかな、なんていつも思ってました。
最近では【ジャンゴ 繋がれざる者】での悪役も良かったし、
今回も、3時間をハイテンションのまま演じきったレオ君は素晴らしかった!

80年代後半。
世の中が浮かれていた時代といえるのかな。
裸一貫から成りあがったジョーダン・ベルフォードの、狂気の人生を描いてます。
決して模範になると言う人生ではないし、
今となっては単なる馬鹿騒ぎ、みたいな人生だけど、
ほんとにそういう人がいたんだ、ということに呆れるばかり…。

だからかもしれないけど、ジョーダン・ベルフォードを描いているというより、
単なる馬鹿騒ぎを描いているようで、
人間ドラマといった深みはありませんでした。

実話ベースだから単なる絵空事ではないんでしょうが、
誰かに感情移入するような、そんな内容ではありません。

最初に勤めた証券会社が潰れて、その後務めた証券会社で実力を発揮するんだけど、
ブローカーとしての腕は良かった。
度胸もあったし、パワーもある。
最終的には、物凄いカリスマ性のある人だったんですよね。

どうやってペンを売るか。
最後にもその設問が出てくるけど、単純なことなんですよね。
でもそこに気がつくって凄い。
能力は高い人だったけど、その使い道がね~~。

お金が入ると人は変わっちゃうのかも。
悪銭身に付かず、とはよく言ったものですね。

派手な乱痴気騒ぎを中心に持ってくるのではなくて、
もっとジョーダンの人となりを深く掘り下げていたら…。
3時間もかけずにもっとシンプルな展開だったら…。
もっと万人に受け入れられたかも。

でも、それじゃああまりに普通すぎてダメか…^^;

あの時代の音楽がふんだんに使われていて、楽しめます。

とにかく、キャストも音楽もテンション高めで突っ走る、
そんな作品です。


《おまけ》
ネットで見つけたんですが、最後にジョーダンを紹介している司会者が
本物のジョーダン・ベルフォードだそうです(^^)