アメリカン・ハッスル (2013)

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 「ザ・ファイター」「世界にひとつのプレイブック」のデヴィッド・O・ラッセル監督が、1979年に実際にあった一大政治スキャンダルを実力派キャスト陣の豪華競演で描くクライム・コメディ。天才詐欺師がFBI捜査官と手を組み仕掛けた前代未聞の囮作戦の全貌をスリリングに描き出す。出演はクリスチャン・ベイルエイミー・アダムスブラッドリー・クーパージェニファー・ローレンスジェレミー・レナー
太鼓腹で一九分け頭のアーヴィンは、愛人にして相棒のセクシー美女シドニーと完全犯罪を続けてきた天才詐欺師。そんな2人はある時ついに捕まってしまう。ところがイカれたFBI捜査官リッチーは、もっとデカいヤマを狙ってアーヴィンに捜査協力を迫る。こうして危険な囮捜査をするハメになったアーヴィン。やがて彼らのまいたエサに期待以上の大物が引っかかってくる。そんな中、嫉妬に狂ったアーヴィンの妻ロザリンの予測不能の行動が作戦全体を混沌へと陥れてしまい…。<allcinema>

2013年 原題:AMERICAN HUSTLE 上映時間:138分 製作国:アメリ
奴らは生き抜くためにウソをつく――
監督:デヴィッド・O・ラッセ
製作:チャールズ・ローヴェン リチャード・サックル ミーガン・エリソン ジョナサン・ゴードン
製作総指揮:マシュー・バドマン ブラッドリー・クーパー エリック・ウォーレン・シンガー ジョージ・パーラ
脚本:エリック・ウォーレン・シンガー デヴィッド・O・ラッセ
撮影:リヌス・サンドグレン
プロダクションデザイン:ジュディ・ベッカー
衣装デザイン:マイケル・ウィルキンソン
編集:アラン・ボームガーテン ジェイ・キャシディ クリスピン・ストラザーズ
音楽:ダニー・エルフマン
音楽監修:スーザン・ジェイコブス
出演:
クリスチャン・ベイル アーヴィン
ブラッドリー・クーパー リッチー
ジェレミー・レナー カーマイン
エイミー・アダムス シドニー
ジェニファー・ローレンス ロザリン
●ルイス・C・K ストッダード
マイケル・ペーニャ パコ
アレッサンドロ・ニヴォラ アンソニー

なんでおんなじ時期に、似たようなタイプの作品が?と思ってしまいましたが、
こちらも実話ベースの作品。

おまけに、3時間とはいいませんが、こちらも2時間越えで長い…。
もっとシンプルにならなかったのかな~。
というのも、
FBIが詐欺師を使って、汚職政治家を捕まえようと言う話で、
詐欺師としての技を駆使しての駆け引きを楽しむ内容…。
だと思っていたんですが。

いやいや、そういう部分ももちろんあるんですよ。
でも、まずはそこに行きつくまでが長い。
おかげで、睡魔に負けそうでした…^^;


登場のシーンから驚かされる?笑いを誘う?クリスチャン・ベール
はげでデブの詐欺師アーヴィン。
バットマンとはまるで別人のような風貌に唖然…。
でも、その面白さが分かるのは、映画を見慣れた人ですよね。

彼と恋をするシドニーを演じたエイミー・アダムスも、
最近は役の幅が広がりましたね。
アカデミー賞にノミネートされるようになったし。
それだけの見せ場は多かったです。

というわけで、まずこのふたりの馴れ初め。
そしてFBIと絡むまでがあって、いよいよ罠を張り巡らせるわけだけど、
FBI捜査官のリッチーも、スマートじゃない。
テンションが高くて、シドニーに惚れちゃうし、
アーヴィンの妻ロザリーとの内情など、
確かに全てが詐欺に関わってるから無視はできないんだろうけど、
いろんな見せ場が盛りだくさんで、長いなあと思わずにはいられませんでした。

ロザリーを演じたジェニファー・ローレンスは、
くたびれたおばさんにしか見えなくて、驚きました~。
この人のテンションの高さは、お見事。
あ~。そっちへ行っちゃうのね~と、嫌な女丸出しでアーヴィンを振り回していく。

FBI捜査官を演じたブラッドリー・クーパー
罠を仕掛けられた市長を演じたジェレミー・レナーも、好演。

ノンクレジットの例の人…。
びっくりの登場で短時間だけど、しっかり存在感をアピール。
さすがでした。


内容が盛りだくさんなうえに、キャストも盛りだくさんだから
やっぱり長くなっても仕方ない?
ストーリーで押すなら、もっとそこに集中したかったかな。
こんな豪華なキャスト人だけでお腹一杯でした。

アカデミー作品賞、獲るんでしょうかね~。


《おまけ》
ハッスルというタイトル。
英語ではごり押しすると言う意味だそうで、なるほどと納得でした。