ジャージー・ボーイズ (2014)

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 トニー賞受賞の同名大ヒット・ブロードウェイ・ミュージカルを「ミリオンダラー・ベイビー」「グラン・トリノ」「人生の特等席」の巨匠クリント・イーストウッド監督で映画化。60年代から70年代を中心に活躍したニュージャージー出身の4人組ヴォーカル・グループ、フォー・シーズンズの栄光と挫折の物語を、『シェリー』『君の瞳に恋してる』はじめ彼らのヒット・ナンバーの数々とともに綴る。出演は、リード・ヴォーカルのフランキー・ヴァリ役にブロードウェイ版のオリジナル・キャストでもあるジョン・ロイド・ヤング、その他のバンド・メンバーにエリック・バーゲン、マイケル・ロメンダ、ヴィンセント・ピアッツァ、共演にクリストファー・ウォーケン
 ベルヴィル。そこは犯罪が日常茶飯事というニュージャージーの最貧地区。1951年、イタリア系移民が多く住むこの街で、しがないチンピラ暮らしをしているバンドマンのトミー・デヴィートは、美しいファルセットを響かせる少年フランキー・カステルチオ(のちのヴァリ)を自分のバンドに迎え入れる。フランキーの歌声は地元マフィアのボス、ジップ・デカルロも魅了し、サポートを約束する。最初は鳴かず飛ばずの彼らだったが、才能豊かなソングライター、ボブ・ゴーディオとの出会いによって大きな転機を迎える。ヴォーカルのフランキー、ギターのトミー、ベースのニックに、キーボードと作曲を担当する最年少のボブが加わり、バンド名を“フォー・シーズンズ”と改めた4人は、『シェリー』を皮切りに次々とヒットを連発、ついにスターダムへとのし上がるのだったが…。<allcinema>
2014年 原題:JERSEY BOYS 上映時間:134分 製作国:アメリ
夢、栄光と挫折――
それでも僕らは歌い続ける。

監督:クリント・イーストウッド
製作総指揮:フランキー・ヴァリ ボブ・ゴーディオ
ティム・ムーア
ティム・ヘディントン
ジェームズ・パッカー
ブレット・ラトナー
脚本:マーシャル・ブリックマン リック・エリス
作詞:ボブ・クリュー
作曲:ボブ・ゴーディオ
出演:
ジョン・ロイド・ヤング/フランキー・ヴァリ
エリック・バーゲン/ボブ・ゴーディオ
マイケル・ロメンダ/ニック・マッシ
ヴィンセント・ピアッツァ/トミー・デヴィート
クリストファー・ウォーケン/ジップ・デカルロ
マイク・ドイル/ボブ・クリュー
レネー・マリーノ/メアリー
エリカ・ピッチニーニ/ロレイン
音楽ものでイーストウッド監督作品となれば、観ないわけにはいかないでしょう。
というわけで観賞してきました。

オリジナルにブロードウェイ・ミュージカルがあること、
そしてそれにほぼ忠実に映画化しているらしいこと、
かの名曲「君の瞳に恋してる」が、フォー・シーズンズの曲だったこと、
などなど、観て知ったこと、観終わってから知ったこと、
いろいろありました。

どちらにしても、良質なミュージカルには大満足です。
ラストなんて、舞台のカーテンコールみたいに、俳優陣が全員登場して歌い踊ります。
手拍子したくなりましたね~(^^)
70歳を超えたクリストファー・ウォーケンも、軽やかにステップ踏んでました(^^)


舞台版の俳優さんがこちらにも出演ということで、
撮影しながら一緒に歌う、という手法だそうで、
レ・ミゼラブル】でもそうだったけど、やっぱりとても自然。
そして、その道のプロたちなので、観ていて安心感がありました。

キャストには文句なし。

事実を追う作品の特徴として、
物語りに山がないこと、盛り上がりに欠けることが多々ありますが、
やっぱりそういう感じは否めませんね~。

貧しい少年たちが、天から与えられた才能で頂点を目指し、
栄光と挫折を淡々と描くだけで、特に目を引くようなエピソードがあるわけでもありません。
それでもそれを飽きずに見せるのは、監督の力でしょうかね。

あまり詳しく説明をせずに、どんどん進んで行くので、
多少説明不足を感じることもあるけど、
それを想像させたり、後から解説したり、そういうのも上手いな~って思います。

かの名曲「君の瞳に恋してる
何度も演奏したし耳にしたけど、
これから耳にすると泣けちゃうかもな~。