プリデスティネーション

 「デイブレイカー」のスピエリッグ兄弟が再びイーサン・ホークを主演に迎え、SFの巨匠ロバート・A・ハインラインの短編『輪廻の蛇』を映画化したタイムパラドックス・サスペンス。共演はオーストラリア期待の若手女優セーラ・スヌーク。
 1970年11月6日、ニューヨーク。場末のバーに現われた青年ジョンは、バーテンダーの男に自らの数奇な身の上を語って聞かせる。青年の告白に同情したバーテンダーは、あることを条件に、彼に復讐のチャンスを与えると提案、2人で7年前へとタイムスリップする。なんと、バーテンダーは未来から来た時空警察のエージェントだったのだ。彼は1970年のニューヨークで市民を震撼させている連続爆弾魔フィズル・ボマーの犯行阻止を最後のミッションと決め、引退する自分の後釜にジョンを据えようとしていたのだが…。<allcinema>

2014年オーストラリア 原題:PREDESTINATION 上映時間:97分
時空(どこ)へ逃げても 追い詰める――
最後の任務は、爆弾魔の阻止。
監督:マイケル・スピエリッグ ピーター・スピエリッグ
原作:ロバート・A・ハインライン『輪廻の蛇』(早川書房刊)
脚本:マイケル・スピエリッグ ピーター・スピエリッグ
音楽:ピーター・スピエリッグ
出演:
イメージ 1イーサン・ホーク
セーラ・スヌーク
ノア・テイラー
クリストファー・カービイ
クリス・ソマーズ 
見ごたえのある作品でした。
評判が良かったけど、
ほとんど予備知識を入れずに見始めて…。
あら~。タイムトラベルものだったのね、
という有様…^^;

ただし、かなり曲者です。
かなりぶっ飛んでてびっくりします。

なんだけど…。
ぶっ飛ぶのはずっと後です。
冒頭から、バーで知り合ったジョンの身の上話が始まって、
それがなんともだるいんです。
先が見えない上に、テンポが悪くて、何が言いたいのさ!とちょっとイライラ…。
実は眠気を覚えたり…。

それをじっと耐えた末に、明かされたジョンの過去は、驚きです。

卵と鶏はどちらが先か。
結局はそれに尽きるんだけど、
時空を行き来しているうちに、歪んでしまった人間の悲しさに、
言葉をなくしてしまいました。

突き詰めると、そんなことあっちゃいかんだろ!と思えるんだけど、
お話としてはよくできています。