劇場版 MOZU (2015)

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 ハードボイルド作家・逢坂剛の『百舌シリーズ』をTBSとWOWOWの共同製作で映像化し話題となったTVドラマの劇場版。妻子の死の謎を追う公安警察官・倉木の最後にして最大の戦いの行方を、壮大なスケールで描き出す。出演は西島秀俊香川照之真木よう子らのレギュラー組に加え、ビートたけし伊勢谷友介松坂桃李ら豪華キャストが新参加。監督は引き続き「海猿 ウミザル」「ワイルド7」の羽住英一郎
 ある日、東京で高層ビル選挙爆破とペナム大使館襲撃事件が同時に発生する。2つのテロは、犯罪プランナーの高柳と実行部隊のリーダー権藤を中心とした犯罪グループの仕業だった。そしてその背後には、日本犯罪史の重大事件を影で操ってきた“ダルマ”の存在が。倉木は大杉、明星とともに事件の真相を追い、灼熱の地・ペナム共和国へと降り立つが…。<allcinema>

2015年 上映時間:116分
終止符を、打て。
監督:羽住英一郎
原作:逢坂剛 『百舌シリーズ』(集英社刊)
脚本:仁志光佑
音楽:菅野祐悟
出演:
西島秀俊/倉木尚武
香川照之/大杉良太
真木よう子/明星美希
池松壮亮/新谷和彦
伊藤淳史/鳴宮啓介
杉咲花/大杉めぐみ
阿部力/村西悟
伊勢谷友介/高柳隆市
松坂桃李/権藤剛
長谷川博己/東和夫
小日向文世/津城俊輔
ビートたけし/ダルマ
TVシリーズが大好きで、映画を楽しみにしていました。
確かに、TVシリーズから映画になるという路線は、必ずしも賛成ではないんですが…。

予告編でダルマがビートたけしと散々見せていたので、驚きもなく、
ダルマがやってきたこと、やろうとしたことに、感動もわかず、
結局倉木の妻が一人生き残ったことや、娘の死因やその娘の父親のことなど、
それが本筋だったんじゃないかと改めて思うくらい、
とにかく筋が分かりにくい。
というか、あっち行ったりこっち行ったり、まとまりがなく散漫。

ダルマが出てくるまでが長く、あっさり解決されてしまって、物足りない。

何しろダルマがビートたけしですから、もっと絡んでほしかった。
ダルマのおどろおどろしさとか、憎々しさとか、
もっと全面的に押し出してほしかったですね。

作品内容に関してはいろいろあるけれど、キャストは豪華で見ごたえありました。
オーバーリアクションだという人もいるようですけど、
その狂気ぶりが気持ちいいくらいで、良かったと思います。

まあ、単純に西島秀俊、かっこいい~~!と思えばいい作品かもしれません。