アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅(2016)

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 ジョニー・デップが奇天烈な帽子職人“マッドハッター”を演じた大ヒット・ファンタジーアリス・イン・ワンダーランド」の続編。再びワンダーランドへと舞い戻ったアリスが、心を閉ざしたマッドハッターを救うため、時間をさかのぼって繰り広げる禁断の冒険の行方を描く。出演はジョニー・デップやアリス役のミア・ワシコウスカはじめ前作のメイン・キャストが再登場するほか、「ボラット」のサシャ・バロン・コーエンが敵役で新たに参加。また、前作の監督ティム・バートンは製作に回り、新たに「ザ・マペッツ」のジェームズ・ボビンが監督を務める。
 美しく成長したアリスは、亡き父が遺したワンダー号の船長となり、世界中の大海原で勇猛な冒険を繰り広げていた。しかし久々にロンドンに戻ってきた彼女は、父の愛した船を手放さなければならないという理不尽な現実に直面する。そんな彼女の前に、青い蝶へと姿を変えたアブソレムが現われ、アリスは鏡を通り抜けて再びワンダーランドに足を踏み入れる。しかし、そこで彼女が目にしたのは、帰らぬ家族を待ち続け、悲しみで命の危険に晒されているマッドハッターの姿だった。白の女王に頼まれ、ハッターを助けるために行動を開始したアリス。しかしそれは、時間の番人“タイム”から“クロノスフィア”を盗み出し、時間をさかのぼって過去を変えるというあまりにも危険な旅の始まりだった。<allcinema>

2016年 原題:ALICE THROUGH THE LOOKING GLASS 上映時間 113分
製作国 アメリ
監督:ジェームズ・ボビン
キャラクター創造:ルイス・キャロル
脚本:リンダ・ウールヴァートン
音楽:ダニー・エルフマン
出演:
ジョニー・デップ/マッドハッター
アン・ハサウェイ/白の女王(ミラーナ)
ミア・ワシコウスカ/アリス
リス・エヴァンス/ザニック
ヘレナ・ボナム=カーター/赤の女王(イラスベス)
サシャ・バロン・コーエン/タイム
マット・ルーカス トウィードルダム/トウィードルディー
声の出演:
アラン・リックマン アブソレム
スティーヴン・フライ チェシャ猫
マイケル・シーン 白うさぎ
ティモシー・スポール ベイヤード
ポール・ホワイトハウス 三月うさぎ
バーバラ・ウィンザー ヤマネ
マット・ヴォーゲル ウィルキンズ
エンドロールで、アラン・リックマンに捧ぐと出ました。
これでいよいよ最後なんですね。

続編ということで、前作のラストで旅に出たアリスは、
船長として冒険をして、成長していました。
アリスを取り巻く環境も変わっていて、
続編だなあと思わせるシーンは、冒頭にはいろいろありました。

けれど、お話自体は前作のその前の話、
赤の女王がなぜあんなに頭でっかちになったのかという謎と、
そのせいでハッターの家族が囚われてしまっていたとか…。
過去に戻ってハッターの家族がどうなっているかを探す。というお話。

続編と言いつつ、実際は過去の話、というのでしょうか。

赤の女王と白の女王の姉妹の確執は、
言ってみればそんな単純なこと、というお菓子の取り合いなんだけど、
ごめんなさいの一言が言えなかったばっかりに、こんな大ごとになっちゃった。
という展開は、さすがにちょっと笑えたけど、
当の本人にしてみれば、傷ついたんだから仕方ないよね。

ハッターも、白の女王同様、赤の女王を傷つけちゃったんだよね。

この辺りは、教育的な展開ですね。

そして、結局どんなに頑張っても過去は変えられない。
だから過去より未来に向かって進むしかない。
という結論も、教育的。

内容もだけど、やっぱり映像は素晴らしい。
もう一度3Dで観たいと思ったくらいです。
でも、タイミングを逃しちゃったので、それはかないそうもないですけど…。

アリスの衣装が、チャイニーズドレスっぽかった。
映像にうまく溶け込んで、個人的にはいいなあと思いました。

ジョニーは病床のハッター役なので、前作ほどのパワーはないままだったけど、
ミア・ワシコウスカの成長は、アリスの成長と被ってしまうほどでした。
立派な女優さんになりましたね(^^)