Dearダニー 君へのうた

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 アル・パチーノジョン・レノンからの手紙を受け取ったことで自らの人生を見つめ直すベテラン大物ロック・ミュージシャンを演じるヒューマン・ドラマ。「カーズ」「ラブ・アゲイン」の脚本家ダン・フォーゲルマンが、ジョン・レノンが新人ミュージシャン宛てに書いた励ましの手紙が、数十年後に本人に届いたという実話をヒントに脚本を書き上げ、監督デビューも飾った。共演はアネット・ベニングジェニファー・ガーナーボビー・カナヴェイルクリストファー・プラマー
 ショウビジネスの世界で大成功を収めたベテラン・ロック歌手のダニー・コリンズ。新曲は何年も出てないが、ステージに上がれば満員の観客に大歓声で迎えられ、往年の大ヒット・ソングを歌えばみな大喜び。まるで充実感のないぬるま湯の日々に、空しさばかりが募っていく。そんなある日、長年マネージャーを務めている親友フランクから、思いがけない誕生日プレゼントを手渡される。それは43年前、雑誌で成功することへの不安を口にした新人のダニーに向けてジョン・レノンが書いた励ましの手紙だった。結局ダニーのもとに届くことのなかったその手紙を、フランクがコレクターから入手したのだ。崇拝するジョン・レノンの言葉に喝を入れられたダニーは、堕落しきった現状を改め、人生をやり直そうと決意する。そしてツアーをキャンセルすると小さなホテルに長逗留し、30年ぶりの作曲に取り組み始める。さらに、かつてグルーピーとの間に出来た顔も見たこともない息子トムとの関係を結び直そうと、彼のもとを訪ねるダニーだったが…。<allcinema>

2015年 原題:DANNY COLLINS 上映時間:107分 製作国:アメリ
ジョン・レノンからの手紙が、人生を再び輝かせる――、
彼の数々の名曲が彩る、実話から生まれた感動作。
音楽:セオドア・シャピロ ライアン・アダムズ
出演:
アル・パチーノ/ダニー・コリンズ
アネット・ベニング/メアリー・シンクレア
ジェニファー・ガーナー/サマンサ・リー・ドネリー
ボビー・カナヴェイル/トム・ドネリー
ジョシュ・ペック/ニッキー・アーンスト
メリッサ・ブノワ/ジェイミー
クリストファー・プラマー/フランク・グラブマン
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音楽が絡む作品なので、本当は劇場で観たかった。
ジョン・レノンからの手紙を受け取った。
という予告編で、もっと音楽主体の内容かと思ってたけど、
意外にもそこよりも、主人公ダニーの再生のお話でした。

新曲を書いても、お客さんはそれを望まず、
結局かつての名曲を歌って、新曲を披露することもできなかったり。
というダニーが、昔、取り巻きとの間にできた息子との再会。

その娘…発達障害の孫に、専門の私立の学校に多額の寄付金で入学させたり、
息子は癌に侵されていて、
そんな息子との関係を、少しずつ修復して家族を取り戻したり。

そんな中で、滞在しているホテルの女性支配人との
恋愛事情がなんとも大人だったりして、キュンとしてしまうんだな。

いつ行動するか、それが今でも遅くはない。
そんなことを感じさせてくれる、
アル・パチーノがとっても魅力的なお話でした。