ベイビー・ドライバー (2017)

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ショーン・オブ・ザ・デッド」「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!」のエドガー・ライト監督が、ギャングに雇われ、“逃がし屋”として働く天才ドライバーの青年ベイビーの活躍を描く痛快クライム・カー・アクション。リアルかつ華麗なカー・アクションに加え、主人公が絶えず聴いているiPodの曲がBGMとなり、そのビートに合わせて全てのアクションが展開していく斬新な演出も話題に。主演は「ダイバージェント」「きっと、星のせいじゃない。」のアンセル・エルゴート、共演にケヴィン・スペイシーリリー・ジェームズジョン・ハムジェイミー・フォックス
 天才的なドライビング・テクニックを買われ、ギャングのボス、ドクの下で“逃がし屋”として働く青年ベイビー。幼い頃の事故で両親を亡くし、自身もその後遺症で耳鳴りに悩まされている。そのためiPodが手放せず、常にお気に入りのプレイリストを聴き続けていた。すぐにキレる狂暴なバッツはじめコワモテの連中を乗せても顔色一つ変えず、クールにハンドルを握るベイビーは、音楽を聴くことで集中力が研ぎ澄まされ、誰にも止められないクレイジーなドライバーへと変貌するのだった。そんなベイビーが、ウェイトレスのデボラと出会い、恋に落ちる。そして彼女のために、この世界から足を洗おうと決意するベイビーだったが…。<allcinema>

2017年 原題:BABY DRIVER 上映時間:113分 製作国:アメリ
監督:エドガー・ライト
脚本:エドガー・ライト
出演:
アンセル・エルゴート/ベイビー
ケヴィン・スペイシー/ドク
リリー・ジェームズ/デボラ
エイザ・ゴンザレス/ダーリン
ジョン・ハム/バディ
ジェイミー・フォックス/バッツ
ジョン・バーンサル/グリフ
CJ・ジョーンズ/ジョセフ
劇場鑑賞を諦めていたけど、近くのユナイテッドシネマにやって来ると分かって
ファーストデーで鑑賞。

面白かった!
冒頭のドライビングシーンで鳥肌!
コーヒーを買いに行く道すがら、iPodを聴きながらステップを踏むベイビーがカッコいい!
こんなシーンが続くのかと思ってワクワクしたけど、
実はそうでもなくて、意外にもベイビーの成長物語だった。

ウェイトレスのデボラと出会い恋に落ち、
危険な仕事から足を洗いたいと思うけど、
ギャングのボスは、腕のいいドライバーを手放すわけがない。
一度は手放すようなことを言っておきながら、
真綿で絞めるように緩やかにベイビーを追い詰めていく。

逃げ出そうとしても阻止される。
お決まりのパターンなんだけど、ベイビーの行動から目が離せません。

けっこう激しく撃ち合うシーンもあって、
ベイビーだけが助かるという甘い結末は見えてきませんでした。

デボラとの逃避行も長続きはしなくて
「君とは住む世界が違う」なんて台詞を吐いて投降。

使われていたとはいえ、悪事を働いたことには違いなくて、
ちゃんと罪を償う展開は、将来ある若者には正解かなと思えました。

お迎えに来たデボラもかわいかったし。

話せない里親を養っていたり、
母親の歌声の入ったカセットテープを大事にしていたり、
実は良い奴なんだよ、だからボスだって守ろうとしてくれたんだよね~。

カーアクションだけの話だったら観て終わり、となったと思うけど、
ベイビーの名にピッタリのアンセル・エルゴートの童顔が、
最後は愛する人を守る逞しい男の顔になっていて印象に残ったし、
何度でも観たい作品になりました。