ローズの秘密の頁(ぺージ)

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 「マイ・レフトフット」「父の祈りを」のアイルランドの名匠ジム・シェリダン監督が、同国の人気作家セバスチャン・バリーのベストセラーを映画化した大河ロマン。第二次世界大戦時のアイルランドを舞台に、40年間も精神病院に収容されていた老女のミステリアスな愛の物語を綴る。主演は「キャロル」のルーニー・マーラと「ジュリア」のヴァネッサ・レッドグレーヴ。共演にジャック・レイナー、テオ・ジェームズ、エリック・バナ
 アイルランドの古い精神病院、聖マラキ病院。取り壊しが決まり、患者たちは新たな病院に転院することになるが、ただ一人老女のローズだけはここを動こうとしなかった。彼女は自分の赤ん坊を殺したとの罪で40年間もこの病院に収容されていた。そんなローズの問診をすることになったグリーン医師は、彼女が一冊の聖書に自らの人生を書きつづっていることを知り、彼女の語る過去に耳を傾けていく――。第二次世界大戦中、故郷の田舎町で暮らしていた若きローズは、男たちの注目の的だった。中でも神父のゴーントはしつこく付きまとっていた。そんな中、イギリス空軍に志願したことで裏切り者と白眼視されていた青年マイケルと恋に落ちるローズだったが…。<allcinema>

原作:セバスチャン・バリー
脚本:ジム・シェリダン ジョニー・ファーガソン
音楽:ブライアン・バーン
出演:
ルーニー・マーラ/若かりしローズ
ジャック・レイナー/マイケル・マクナルティ
テオ・ジェームズ/ゴーント神父
エリック・バナ/スティーヴン・グリーン医師


レンタル開始作品なので、ネタバレしております。


40年間、赤ん坊を殺した罪で精神病院に収容されていた女性の人生は、
ただただ苦しく息が詰まる。
でも、全てが明かされた時に大きく息を吐いて、ああ、救われたと思いました。

ローズは赤ん坊を殺していはなかったし、それを隠した神父の歪んだ愛情。
いやいや、迷惑な愛情ともいえます。
でも迷惑な愛情ではあるけど、神父なりの愛情の示し方だったんだと、
ローズの再鑑定に派遣されたグリーン医師が息子だったと分かった時、
最初から見直して納得しました。

彼を派遣したのは、全てを知っていた神父だったんです。

全てが解決した時、
ローズのそばにいた看護師の表情がとても素敵でした。
そうそう、観てる人みんながこんな顔をしてるに違いないと。