オリバー・ツイスト

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戦場のピアニスト」のロマン・ポランスキー監督が、文豪チャールズ・ディケンズの名作を
完全映画化した感動巨編。
19世紀イギリス。9歳になり、救貧院へと連れて来られた孤児のオリバー・ツイスト。
しかし夕食の席でおかわりを求めたばかりに、委員の怒りを買い追放処分に。
その後葬儀屋の主人に一旦は引き取られるが、ここでも理不尽ないじめにあったオリバーは、
ついに家を飛び出し、70マイル彼方にある大都会ロンドンを目指す。
そしてようやく辿り着いたロンドンで、
オリバーは少年スリ団のリーダー、ドジャーに拾われるのだが…。

この作品は、劇場での予告やらテレビでのおすぎさんの宣伝やらで
観たかったこともあったのですが、
それよりなにより、タイトルを観た瞬間に記憶が甦るものがありました。

・・・と言うのも・・・。
我が家には、映画好きだった母親が購入した
【永遠のスクリーン・ミュージック】というレコードがあるのです。
そこでみかけたのが、
70年代、人気だったマーク・レスター少年演じる
【オリバー!】というタイトル。

あれれ・・・?
同じものかな・・・?

と思っていたところ、やっぱりディケンズ原作の作品でした。

解説コメントを読むと、結末がちょっと違ってたようで、
前作では、オリバーを救うのは実祖父だそうです。

ま、そんなことは取るにたりないこと、かな。

作品自体は、たしかに19世紀のロンドンが見事に描き出されていたと思います。
でも、オリバーより、周囲の人物像が印象深く描かれていたように感じました。
ドジャーとか、フェギンスとか、ナンシーとか・・・。
思いだされるのはそういう人々ばかりです。

う~ん・・・ドジャーを始め、子供たちはどうなったんだろう・・・?

それにしても、最近はデップ主演で【ナインスゲート】を観た
ポランスキー監督。
映像は素敵ですね~!