フォーチュン・クッキー

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ジョディ・フォスター主演の『フリーキー・フライデー』をマーク・ウォーターズがリメイク。
顔を合わせれば衝突ばかりの母と娘が、未来を占うクッキーを食べたのをきっかけに、
体が入れ替わってしまったことで、互いへの思いやりと愛情を再発見していく。
几帳面で完璧主義者の精神科医テス。
彼女は2日後に再婚相手との結婚式を控えていたが、学校の問題児でロックに夢中な娘アンナが
新しい父親と打ち解けないことに頭を抱えていた。
一方アンナも、常に口うるさくて子供の気持ちを理解しないテスにウンザリだった。
そうしてある日、彼女たちは家族で出掛けたチャイニーズレストランで大喧嘩を始めてしまう。
その時、店のオーナーの母ミセス・ペイペイが仲直りのためにと
“フォーチュン・クッキー(おみくじクッキー)”を2人に差し出す。
そしてそれを口にした2人には、翌朝思いもよらぬ事態が待っていた。

入れ替わりと言うテーマは、日本でもありますよね。
そうなることで相手を知ることが出来る。
まあ、有りがちなテーマです。
けど、分かっていても観たくなるテーマでもありますね。

すでに母親の年齢になった今は、どうしてもそっちに肩入れしてしまうのですが・・・。
なんでそんなに娘・アンナが苛立っているのか、最初ちょっと分かりずらかったのですが
入れ替わってからそれぞれに語らせています。

母親の再婚に素直になれない。
仕事柄、家族に対しても分析してしまう母親に苛立ってしまう。
ロックをやってることも、理解してあげてるじゃない、と言う態度が嫌。

言われてみれば納得・・・。です。

だからといってアンナを全面的に肯定することは出来ないけど、
でも、パーティの席で
自分が納得できないなら、結婚を延期してもらうとテスが言ったとき
やっと素直になれたアンナの優しさには感動でした。

・・・個人的に『家族』というテーマに弱いんですが・・・。

そんな感動のシーンを観て安心してしまえる作品です。
なんのサプライズもない展開だけど、穏やかに観ていられる作品です。

俳優さんの入れ替わり後の演技を楽しめる作品です♪