スリーピー・ホロウ

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鬼才ティム・バートン監督が“首なし騎士”の伝説を映画化した、ゴシック・ホラー。首なし騎士を具現化した見事な映像や、不気味でユーモラスな美術などバートン色が満載。ジョニー・デップクリスティーナ・リッチ共演。

1799年、NY郊外の村で人間の首を切り落とす猟奇的な連続殺人事件が発生した。調査に訪れた市警捜査官のイガボットは、南北戦争で殺され、自分の首を求めてさまよう幽霊騎士の伝説を聞かされる。(TSUTAYA DISCAS)


一度記事にはしておりますが、なんとも稚拙なので、再度挑戦することにしました。

私に洗脳されて、後輩が《ジョニデ祭り》を希望しておりました。
ようやく念願かなって、第一弾を行ったのですが、
まず観たがったのが【スリーピー・ホロウ】でした。

理由は…「絶対に一人では見られない気がしてたから」だそうです。

確かに首は飛ぶし血も出るけど、笑いどころがあるからそれほどきつくはないよ^^
と言って観始めました。


ホラー色は強いですが、アメリカのおとぎ話らしいので、
その辺りを踏まえて観ると、それほどぎらぎらした感じはありません。

「ほ~。ニューヨーク?」
後輩の言葉に、確かのどこかしら欧州の匂いがする作品です。


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J.デップ演じる“クレーン捜査官”が、
ユニークに描かれています。
近代的な捜査方法をと訴える割には臆病者で、
よく失神するし、
何やら怪しげな薬品や捜査器具を使ってはいるけど、
はたしてどのくらい役に立っているのか…。

なんて、感じです。

結局は近代捜査も及ばない、魔術の世界にどっぷりと浸かってますが、
それでも、クレーン捜査官が見事に事件解決していくので、
ハッピーエンドです。


「これで終わり? 事件解決してないじゃん!」
と、映画通の後輩は訴えます。

さすが…。

そうなんですよね。ちょっと煮え切らないシーンが出て、
いかにも解決したかの様子を呈していながら、
実は肝心の“首なし騎士”の存在が明らかになっていない。

そんな演出をしておいて、ラストのアクションシーン(!?)がやってきます。


本当の犯人は誰だったのか。
目的は何だったのか。

結末も粋な感じで楽しめます。