幸せのちから

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ホームレスになりながらも愛する息子を唯一の心の支えに、ついには最後のチャンスを掴んで億万長者となった父子の実話を映画化した感動の物語。主演はウィル・スミスとその実の息子ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス。

1981年、サンフランシスコ。クリスは高級医療機器のセールスマン。何より大切な5歳の息子クリストファーのため懸命に働くクリスだったが、折からの不況で仕事は思うようにいかず、家賃の支払いもままならない。ついには愛想を尽かした妻に去られ、家賃滞納で自宅からも立ち退きを命じられてしまうのだった…。(TSUTAYA DUCAS)


W.スミスが自分の息子と競演したということも、
この作品の宣伝文句だったりしましたよね。

確かにジェイデンくんは素晴らしかったですね。
駄々をこねるシーンも、お父さんに甘えるシーンも、
素直に表現してたようです。

けど、作品自体はイマイチピンときませんでしたね~。


何が原因か…。
観終わった後に考えました。

ポイント1.
あそこまでお金に苦労してるときに、泊めてくれる友人や家族はいないの?

ものすごく雄弁で、どんどん売り込んでいける男に、
そういう関係の友人すらいなかったんでしょうか。

そんな人が、よく新しい職場で新しい人間関係を築いて行けたもんだ…。


こちらは、本人の資質的なことだけど、
奥さんとのことだって、ちょっと身勝手な感じだったんですよね~。


ポイント2.
どうして彼が会社に雇われたの?

貧乏で寝るところもなくて、駄々をこねる息子を怒鳴ったり
車ではねられても走り続けたりするシーンは、
たくさん描かれているけど、
仕事ぶりは少なかったですよね。

どんな風に業績を上げたか、そっちでも苦労もあったはずなのに
その辺りは省略されていましたね~。


とくにポイント2は、省略されていたのが非常に残念でした。
彼がどれだけ仕事を頑張ったか、
ということをもっと描いていれば、感動も深かったかも…?

ダメな夫・ダメな父親。
でも諦めなかったら成功するんだと言いたかったようですが、
ピントが外れた気がします。


ジェイデンくんの可愛らしさを観たい方、
成功を手に入れたい方…、にいかがでしょうか。