スターリングラード
「薔薇の名前」「セブン・イヤーズ・イン・チベット」のジャン=ジャック・アノー監督が実在した第二次大戦の伝説のスナイパーの極限状況における愛と苦悩を描いた戦争ドラマ。また、伝説となった天才スナイパー同士の虚々実々の対決もみどころ。1942年9月。ナチス・ドイツの猛攻にさらされ陥落寸前のスターリングラード。そこへ送り込まれた新兵ヴァシリ。敵の銃弾が降り注ぐ中、死体に紛れて反撃の機をうかがっている時、同じように身を潜めていた青年政治将校ダニロフと出会う。ダニロフのライフルを借りたヴァシリは驚くべき正確さで敵兵を次々と仕留めていった……。(allcinema)
愛するターニャ、今日も僕は君のために またひとり敵を撃つ。
2000年作品
彼独特の色気、みたいなものはあまり感じられないのですが、
いい作品に出たな~と思いました。
いい作品に出たな~と思いました。
最初に見せられる戦闘シーンは、かなり衝撃的です。
ほとんど訓練もしていないような人間を前線に連れて行き、
移動の船の上で、母親からの『息子は偉大だ』という手紙を読み、
退いたら逃亡兵として射殺し…。
移動の船の上で、母親からの『息子は偉大だ』という手紙を読み、
退いたら逃亡兵として射殺し…。
これは異常としか言えません。
味方を殺してどうするの!と…。
味方を殺してどうするの!と…。
この辺りは、ロシア映画ではないということでしょうか。
そんな中で、ヴァシリは銃の腕を買われて狙撃犯に入り、
そこで英雄と祭り上げられていくのです。
そこで英雄と祭り上げられていくのです。
女性を巡る三角関係や、
敵方の狙撃手・ケーニッヒ少佐との攻防。
少年兵のスパイ行為もありました。
敵方の狙撃手・ケーニッヒ少佐との攻防。
少年兵のスパイ行為もありました。
いろいろな感情や事情が詰め込まれていますが、
きちんと整理されていて、分かりやすい展開でした。
そして何より、ヴァシリとケーニッヒ少佐の攻防は、
緊張感があって見ごたえがありました。
きちんと整理されていて、分かりやすい展開でした。
そして何より、ヴァシリとケーニッヒ少佐の攻防は、
緊張感があって見ごたえがありました。
決して感情を荒げることなく、事を進めていく姿が見事でした。
戦争を扱った作品ではありますが、
恋愛もあったりするので、女性でも受け入れやすいと思います。
…それが邪魔だという意見もあるようですが…。
恋愛もあったりするので、女性でも受け入れやすいと思います。
…それが邪魔だという意見もあるようですが…。
素晴らしい役者さんの演技を観たい方、
戦争の悲惨さを受けとめたい方、いかがでしょう。
戦争の悲惨さを受けとめたい方、いかがでしょう。