エディット・ピアフ~愛の讃歌~

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『愛の賛歌』や『バラ色の人生』をはじめ数々の名曲で知られる伝説のシャンソン歌手、エディット・ピアフの偉大な足跡と、歌と愛に生きた47年間の波瀾万丈の生涯を綴る感動の伝記ドラマ。劇中で歌われた歌のほとんどは、実際にピアフ本人の音源から使用されている。また、20歳から晩年までのピアフを見事に演じきったマリオン・コティヤールには各方面から多くの賛辞が寄せられた。監督は「クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち」のオリヴィエ・ダアン。
 1915年、フランス・パリの貧しい家庭に生まれたエディット・ジョヴァンナ・ガション。母は路上で歌を歌い、日銭を稼ぐ毎日だった。その後、祖母が経営する娼館に預けられた彼女は、娼婦ティティーヌたちに可愛がられ束の間の安らぎを得る。やがて兵役から戻った父に引き取られると、路上で大道芸をする父の手伝いをする中で、自らも人前で歌うことを覚えるのだった。そして1935年、路上で歌を歌い日銭を稼いでいた彼女は、パリ市内の名門クラブのオーナー、ルイ・ルプレにスカウトされ大きな転機を迎えた。ルプレによってピアフと名付けられた彼女は、歌手としてデビューするや、瞬く間にスターダムへと駆け上っていくのだったが…。(allcinema)


そして「愛」は歌い継がれる──

愛を生きた世界の歌姫 涙と喝采の物語


2007年作品


07年のアカデミー賞で、最優秀主演女優を受賞したマリオン・コティヤールに、
とても興味を持って観た作品でした。


この女優さんは、本当に素晴らしかったです。

歌が生きる全てだった若い頃から、生きる気力を失った晩年まで、
我儘で、傲慢なピアフを演じ切っています。


でも、なぜそんなに荒んでしまったのでしょうね。

母親に捨てられ、大好きな娼婦のティティーヌと引き離され、
大道芸人として生きて行かなければならなかった…。

そんな子供時代が、ピアフの心を蝕んだのかもしれません。


そういうふうにしか描かれていないので、
もしかしたら本当のピアフはもっと違った人なのかもしれないんですが…。


彼女なりに精一杯生きた人生でしょう。


誰かに寄り添うこともせず、ただ歌うことでしか、生きていく術がなかった。

そんな人生をどう感じるか…。
それは観た人が感じればいいことです。


時間が行ったり来たりしますから、かなり分かりずらいです。
年老いた…といって40代なんですが…
ピアフが過去を振り返るようになっていれば、もう少し感情移入できたかもしれません。

たくさんのピアフが歌うシャンソンが聴けます。
これはピアフ自身の音源ですから、迫力があります。


そこを楽しんでも良いかもしれません。