カサノバ

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サイダーハウス・ルール」「シッピング・ニュース」の名匠ラッセ・ハルストレム監督が、史上最も有名なプレイボーイ“カサノバ”を主人公に描く痛快恋愛コメディ。主演は「ブロークバック・マウンテン」「ブラザーズ・グリム」のヒース・レジャー、共演に「アルフィー」のシエナ・ミラー
 18世紀のヴェネチア。巷はどんな女性も虜にしてしまう究極のプレイボーイ、カサノバの噂で持ちきり。当のカサノバは、修道女との戯れが役人に見つかり御用となってしまう。結局、今回は総督の計らいでなんとか無罪放免となったカサノバだったが、強力な後ろ盾を得るため良家の子女と結婚する必要に迫られる。さっそく富豪の娘ヴィクトリアを口説き落とし婚約を取り付けるカサノバ。ところが、そんな彼の前に、男勝りの剣の腕前と知性を兼ね備える美貌の令嬢フランチェスカが現われる。そして自らのプレイボーイぶりを舌鋒鋭く批判されたカサノバは、逆に彼女に対する恋の炎をメラメラと燃え上がらせてしまう…。(allcinema)

恋愛至上主義
100万もの恋か、ただひとつの愛か…


2005年作品


ジャケットを見るたび、呼ばれてる気がした作品で、
そろそろ素通りするのも止めようかな~なんて軽い気分でレンタルしました。


カサノバという人物の知識はありませんでした。
なんとなく女たらし…?みたいな感じくらいです。


その部分は当たっていたようでした。

女性遍歴を重ねていったカサノバが、真実の愛に巡り合う…。

その相手がこれまたひと癖もふた癖もあるような女性で…。


時代背景がこの女性・フランチェスカの存在で理解できます。
要するに、女は家にいるべし。という時代なのです。

その時代に反発したフランチェスカは、自分らしく生きようとする女性です。

そんな生き生きした女性に、カサノバは魅かれたんでしょうね。
どの時代でも、男性が魅かれるのはそういう女性なんでしょう。

女性が生きるには、男性に好まれるようにしなければいけない。
そんな時代があったんだと、改めて感じます。



大きな感動はありません。

深刻な話ではなく、軽いコメディに仕上がっています。


ハルストレム監督と知って、ちょっとびっくり。
ギルバート・グレイプ】【サイダーハウス・ルール】などとはかなり違った色合いを見せています。



気楽に18世紀のヴェネチアを楽しみたい方、いかがでしょう。