デトロイト・メタル・シティ(2008)

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若杉公徳の人気ギャグマンガを「DEATH NOTE デスノート」の松山ケンイチ主演で映画化した痛快音楽コメディ。オシャレなポップミュージシャンを目指す心優しき青年が、なぜか悪魔系デスメタルバンドとして大活躍してしまい、憧れのヒロインに正体を隠しての二重生活、そして本来やりたい音楽とのあまりのギャップに苦悩と混乱を深める姿をパワフルかつコミカルに描く。共演に加藤ローサ松雪泰子。監督は「お父さんのバックドロップ」の李闘士男
 オシャレな渋谷系ミュージシャンを夢見て大分の田舎から上京してきた純情青年、根岸崇一。ところがふと気づくと、事務所の豪腕女社長によって悪魔系デスメタルバンド“デトロイト・メタル・シティDMC)”のギターボーカル“ヨハネ・クラウザーII世”としてデビューさせられていた。根岸は、オシャレとポップソングが好きな憧れの女性・相川さんにバレないようひた隠すが、DMCのデビュー・シングル『SATSUGAI』は予想外の大ヒットとなり、根岸の思いとは裏腹にクラウザーさんはどんどんカリスマへの道を突き進んでしまい…。(allcinema)


僕がしたかったのは…
こんなバンドじゃない!!


TOHOシネマズのポイントが貯まったので、タダで観て来ました。
タダっていい響き~!


そんなことはさておき…。

松山ケンイチ君は興味ある俳優さんですので、どんな演技を見せてくれるのか楽しみでした。


カメレオンと言われる松ケン君には、ぴったりの役ではなかったでしょうか。
素顔の根岸崇一と、デスメタル系バンドのヨハネ・クラウザーII世。
この変わりようは文句のつけようがありません!

根岸崇一がなぜデスメタル系バンドのボーカルをするようになったか、
その辺りは詳しく描かれていなかったので、女社長さんに押し切られたんだろうな~と想像はしてみました。

この女社長の松雪泰子は迫力があって、想像以上に弾けてました。
お見事です。


このふたりの異常な(?)人物像と反して、普通の女の子を演じた加藤ローサは可愛らしく、
根岸崇一の母親を演じた宮崎美子は、ほのぼのと優しいお母さんでした。

お母さんも本当に良かったです。
息子のこと、知っているんだろうに知らないふりをして、見守っている姿は、
こんなハードな映画の中で、ひととき安らかなシーンでした。


原作は知りませんが、音楽をテーマにした漫画では欲求不満になるのが音です。
その音を楽しむには、やはり劇場で観てよかったと思いました。

時間を忘れて楽しみました。