クワイエットルームにようこそ
マルチに活躍を続ける松尾スズキが、芥川賞候補にもなった自身の同名小説を自ら脚本・監督を手掛けて映画化した異色ドラマ。ふとしたはずみでオーバードーズに陥り精神科の閉鎖病棟に閉じこめられてしまったヒロインが、ヘヴィな問題を抱えた患者たちや感情を殺して冷徹に振る舞う看護師たちと接する中で、次第に自分を失っていく恐怖に直面していくさまをリアルなタッチで綴ってゆく。主演は内田有紀、共演に宮藤官九郎、蒼井優、りょう、妻夫木聡、大竹しのぶ。
28歳のフリーライター、佐倉明日香は、ある日目覚めると、見知らぬ白い部屋でベッドに拘束されていた。そこは、精神科の女子閉鎖病棟の中にある通称クワイエットルームと呼ばれる保護室。仕事や恋で行き詰まっていた彼女は、薬とアルコールの過剰摂取で昏睡状態となり、ここに運ばれて来たのだった。自殺の危険性ありと判断された明日香は、そのままこの病棟で監禁状態に置かれることに。明日香がどんなに正論を吐こうが、規則を盾にまるで聞く耳を持たない看護師や担当医たち。そんな中、明日香は“食べたくても食べられない”患者のミキに案内されながら、この未知なる不条理世界を少しずつ理解していくとともに、一刻も早く外の世界へ戻るための方策を探り始めるのだったが…。(allcinema)
わたしは ここ で
生まれ変わるのだ
2007年作品
28歳のフリーライター、佐倉明日香は、ある日目覚めると、見知らぬ白い部屋でベッドに拘束されていた。そこは、精神科の女子閉鎖病棟の中にある通称クワイエットルームと呼ばれる保護室。仕事や恋で行き詰まっていた彼女は、薬とアルコールの過剰摂取で昏睡状態となり、ここに運ばれて来たのだった。自殺の危険性ありと判断された明日香は、そのままこの病棟で監禁状態に置かれることに。明日香がどんなに正論を吐こうが、規則を盾にまるで聞く耳を持たない看護師や担当医たち。そんな中、明日香は“食べたくても食べられない”患者のミキに案内されながら、この未知なる不条理世界を少しずつ理解していくとともに、一刻も早く外の世界へ戻るための方策を探り始めるのだったが…。(allcinema)
わたしは ここ で
生まれ変わるのだ
2007年作品
内田有紀っていい女優さんだな~と改めて感じました。
内容自体は決して悪いわけではないのですが、かなりヘビーなテーマなので、
何度も観たい作品ではありません。
何度も観たい作品ではありません。
元々、精神科病棟が舞台ですから、
登場人物は何かしら問題を抱えていますし、看護師さんだって一筋縄ではいかないのは当たり前でしょう。
普段の生活と同じように観ると、けっこう厳しいものがあります。
登場人物は何かしら問題を抱えていますし、看護師さんだって一筋縄ではいかないのは当たり前でしょう。
普段の生活と同じように観ると、けっこう厳しいものがあります。
それでもこの作品はキャストが素晴らしい。
主人公の、ひょんなことで精神科病棟に入院させられた明日香。
本人はそうは思っていないけれど、確かに心を病んでいる明日香を、繊細かつ大胆に演じています。
食べたくても食べられないミキ。
多分かなり体重を落として臨んだであろう蒼井優が、無表情で語るシーンは凄味がありました。
そして傍若無人で嫌な存在の西山。
嫌な奴を本当に嫌に演じるところは、さすが大竹しのぶ。
本当はとても寂しい人なのかもしれないけれど、そうは思えないほどに演じていました。
そしてそこの看護師を演じたりょう。
規則、規則と言い張るこれまた無表情な看護師でしたが、
ここではそうでないとやっていけないんだろうと思わされました。
本人はそうは思っていないけれど、確かに心を病んでいる明日香を、繊細かつ大胆に演じています。
食べたくても食べられないミキ。
多分かなり体重を落として臨んだであろう蒼井優が、無表情で語るシーンは凄味がありました。
そして傍若無人で嫌な存在の西山。
嫌な奴を本当に嫌に演じるところは、さすが大竹しのぶ。
本当はとても寂しい人なのかもしれないけれど、そうは思えないほどに演じていました。
そしてそこの看護師を演じたりょう。
規則、規則と言い張るこれまた無表情な看護師でしたが、
ここではそうでないとやっていけないんだろうと思わされました。
みんな弾けた演技で見応えがありました。
どちらの世界がまともなのか…。
明日香は本当にまともになったのか…。
明日香は本当にまともになったのか…。
真実って何なのだろう。
そんなことを思った作品でした。
そんなことを思った作品でした。