スルース

イメージ 1ローレンス・オリヴィエマイケル・ケインの競演で72年に映画化されたアンソニー・シェイファーの傑作戯曲を、マイケル・ケインジュード・ロウの競演で再映画。ひとりの女を巡って、夫である初老の推理作家と浮気相手の若い俳優が、互いに罠を張り巡らせ危険な心理戦を繰り広げるさまをスリリングに綴る。今回はローレンス・オリヴィエが演じた夫役にマイケル・ケイン、そのマイケル・ケインがオリジナルで演じた若い男をジュード・ロウが演じる。監督は「ハムレット」「魔笛」のケネス・ブラナー
 ベストセラー推理作家アンドリュー・ワイクが暮らすロンドン郊外の豪邸。ここに、若い俳優マイロ・ティンドルが訪ねてくる。彼こそは、ワイクの妻マギーの浮気相手。この日の来訪は、ワイクにマギーとの離婚を迫るためだった。それを承知で彼を穏やかに招き入れるワイク。そして、失業中だというティンドルに、贅沢が身についた妻を満足させることはできないだろうと切り出すと、あらかじめ用意していたある提案を持ちかけるワイクだったが…。(allcienma)



2007年製作作品

男の嫉妬は
世界を滅ぼす。




35年ぶりのリメイクだということは後から知りました。
今回ジュード・ロウが演じた役をマイケル・ケインが演じ、
マイケル・ケインが演じた役をサー・ローレンス・オリビエが演じているそうです。

この作品については、劇団「四季」で公演があって、結局観には行けなかったのですが、
何となく印象に残っていました。
それが今回、ジュード・ロウが演じるとなれば、観ないわけにはいきません。




老推理作家ワイク(M.ケイン)は、彼の妻と不倫中のマイロ(J.ロウ)に、
うまくいけばマイロには金ができて、ワイクには保険金が転がり込むという
宝石強盗を演じさせようとします。

これがワイクの言うところの“ゲーム”なわけですが、
軽い気持ちで乗ってしまったマイロは、どんどんワイクの罠にはまっていくのです。


極上のミステリーというわけではありませんが、
単純な私は、ほ~!と驚かされるシーンもありました。


それにしても、この物足りなさは何でしょうか。
キャストも素晴らしいのに、面白かった!と言い切ることができません…。

ワイクの妻が帰って来てから、あの屋敷でどんなことが起こるのか…。
その余韻に浸ることもできずに終わってしまいました。


もう少し整理して観ればよかったのかな?