スパイダーウィックの謎

イメージ 1世界的ベストセラー・シリーズを「チャーリーとチョコレート工場」のフレディ・ハイモア主演映画化したミステリアス・アドベンチャー。妖精たちの秘密が記録され封印されていた禁断の書を開けたことで悪の妖精までも呼び覚ましてしまった姉弟の冒険を最新技術を駆使して描く。監督は「フォーチュン・クッキー」「ミーン・ガールズ」のマーク・ウォーターズ。
 双子の兄弟ジャレッドとサイモン、そして姉のマロリーは、両親の夫婦関係が悪化したことから母親のヘレンに連れられ、森の奥にひっそりと建つ一軒の古い屋敷に引っ越して来る。そこはかつて、消息不明の大叔父アーサー・スパイダーウィックやその娘である叔母のルシンダも住んでいた。だが、この屋敷に住み始めて間もなく、邸内で次々に不思議な現象が起こる。そして、ジャレッドたちは屋根裏部屋で、“決して読んではいけない”とメモが貼られた一冊の書を発見。しかし彼らはそれを開いてしまうと、そこには80年以上前にアーサーが調べた様々な妖精たちの研究内容が記されていたのだった。するとそれ以来、屋敷の周囲では色々な妖精が姿を現わし、さらにジャレッドたちは悪の妖精一味の凶行に巻き込まれていく…。(allcinema)


その世界は、すぐそこに…


原題:THE SPIDERWICK CHRONICLES


2008年作品




公開時から、フレディ・ハイモア君主演ということで、興味を持っていた作品でした。

ジョニーと共演した頃から比べると、ずいぶんと大きくなりました。
彼の名前で、作品を観たいと思うようになったので、それって凄い成長ですよね~。


フレディ君は二役ということでしたけど、
サイモンは大人しくて、優等生タイプ。
一方、この物語をリードしていくジャレットは反抗的で、
いつものフレディ君からすると異色な感じがします。

“開けて読むべからず”と書いてある妖精図鑑の封印を解いたジャレットは、
その図鑑を守らなければいけない羽目に陥ってしまいます。


ファンタジーというジャンルの映画が多くなりましたよね。
ロード・オブ・ザ・リング】や【ハリー・ポッターシリーズ】といった大作から、
今回のようなものまで幅広く作られれうようになったのは、
CG技術の進歩のおかげでしょう。

今回ももちろんその部分も楽しめますが、ファンタジーは最近それだけでは物足りなくなっています。

その点では、今作品では主役のジャレットの心情がポイントとなります。

家庭で微妙な立場にいるジャレットが、妖精図鑑や家族を守るために闘うことになります。
そこで家族がみんなジャレットを信じて、心が通うようになるのです。

そして両親の離婚、父親との決別という現実とも闘うのです。


悪の妖精マルガラスの最期には、爆笑してしまったのですが、
アーサーおじさんと娘の再会シーンでは、涙を誘われつつ…。


そんなファンタジー物に食傷気味の方でも、楽しめるのではないでしょうか。