オープン・ユア・アイズ
第11回東京国際映画祭でグランプリに輝いたサスペンス。ある男がたどる、夢と現実が曖昧になる恐怖をサスペンスフルな展開で描く。悪夢と現実の狭間の喪失感を表現したスタイリッシュな映像、そして疾走感溢れる謎めいたストーリーが秀逸。ハンサムで自由な恋愛を楽しみ、裕福な生活を送る青年セサル。しかし彼の人生は交通事故で一変。顔は醜く変貌し、恋人からも冷たくされる。そんな中、不可能とされた手術は成功し、全ては元の幸福な生活へと戻ったかに見えたが...。(allcinema)
あなたは、ただの一度も、目をあけたことはない。
原題:ABRE LOS OJOS
OPEN YOUR EYES[米]
1997年 スペイン製作作品
記憶にあったのは、冒頭の誰もいない通りのシーンと、飛び降りるシーンだけでした。
人がいない?と思ったら目が覚めて…。
そんな始まりから、ちょっと不思議な世界の予感がします。
そんな始まりから、ちょっと不思議な世界の予感がします。
いったい何が起きているのか、分からないままに進んでいきます。
現実と夢と、今がどちらかなのか分からないこともあります。
でも、そんな悪夢の中でセサルはもがきます。
現実と夢と、今がどちらかなのか分からないこともあります。
でも、そんな悪夢の中でセサルはもがきます。
だって、目が覚めたら隣に別人がいたら誰だって怖いでしょう?
そういう怖さを見せながら、セサルはどんどん孤独になっていきます。
恋人はもちろん、友人もいなくなれば辛いだろうなと…。
恋人はもちろん、友人もいなくなれば辛いだろうなと…。
いったい何が起こったのか分かった後でも、奇妙な感じはついて回ります。
自分が創ったもの。
自分が創った世界。
自分が創った世界。
バーチャル・リアリティな世界がどんどん進んでいくと、
何が現実で何が虚構なのか区別がつかなくなるのか…。
何が現実で何が虚構なのか区別がつかなくなるのか…。
そういう怖さで観ました。
サスペンスというより最後はSFみたいになってしまいますが…。
それにしても、いろんな味わいがあって面白かったです。
それに、ハリウッド映画じゃないな、というダークな色彩も興味深かったです。
それに、ハリウッド映画じゃないな、というダークな色彩も興味深かったです。