バニラ・スカイ

イメージ 1アレハンドロ・アメナーバル監督によるスペイン映画「オープン・ユア・アイズ」に惚れ込んだトム・クルーズが自らリメイク権を取得、製作に漕ぎ着けた作品。監督は「ザ・エージェント」でもトムとコンビを組んでいる「あの頃ペニーレインと」のキャメロン・クロウ。完璧な人生から一転、悪夢に見舞われた男の混乱と苦悩を描く異色サスペンス。本作での共演がきっかけとなりトムとペネロペ・クルスはプライベートでも恋が芽生え話題に。
 マンハッタンの豪邸に住み、高級車を乗り回し、おまけにハンサム。完璧な人生を謳歌する出版界の若き実力者デヴィッド・エイムス。ジュリーという美しい恋人もいて、何不自由ないはずが、どこか物足りなさを感じていた。そんなある日、デヴィッドは親友の恋人ソフィアに一目惚れしてしまう。しかし、デヴィッドの心変わりを敏感に察したジュリーは、嫉妬に駆られて自ら運転する車でデヴィッドとともに崖に突っ込んでしまう。奇跡的に一命を取りとめたデヴィッドだったが、その顔は怪我のために見るも無惨に変わり果ててしまう……。(allcinema)


人はさらなる夢に手を伸ばす それがたとえ悪夢であっても…


2001年作品



【オープン・ユア・アイズ】を観たので、やはりこちらも観なければ…。
そう思って再見しました。

ストーリーは、ほとんどオリジナルと変わりません。
それだけオリジナルに惚れ込んだリメイク、だと感じました。

ただ、こちらは主人公のデヴィッドの恋愛を描きたかったのかなと思います。
たった一度出会った彼女への募る想い。
現実で出会うことができないなら、せめて夢でも仮想世界でも逢いたい。
そういうデヴィッドの強い想いから生まれた世界だったのではないでしょうか。

ラストで明かされる事実。
これは、オリジナルよりかなり丁寧に説明されていると思います。
白黒はっきりさせるアメリカ人的な発想、と言える感じがしました。


目を覚ますために、現実世界にもどるために飛び降りる。
その前にソフィアを振り返るシーンは、「これで最後」と切なかったです。
本当に愛しているんだなと。



それにしてもキャメロン・ディアズにはびっくり。
キャストを知ったとき、ミスキャストかなと思いました。
だって、ストーカー役ですよ。

これは最近の明るい役を観ているだけに、怪演と言えるのでは?

キャストが豪華になって、全体が明るい雰囲気になっいて観やすくなっています。
展開も分かりやすくなってたりと、万人向けのアレンジですね。


どちらが好きかは分かれるところでしょうが、
雰囲気はオリジナルかな~。

こちらを観た方は、ぜひオリジナルをご覧ください。