スマイル 聖夜の奇跡

イメージ 1ひょんなことから弱小アイスホッケーチームを率いるハメになったスケート未経験者の青年と、チームの少年たちとの心の交流をさわやかに綴る感動スポーツ・ムービー。主演は「世界の中心で、愛をさけぶ」の森山未來、共演に「シムソンズ」の加藤ローサ。監督は「ロッカーズ」に続く長編監督2作目となる俳優の陣内孝則
 プロのタップダンサーになる夢に破れた修平は、フィギュアのコーチをする恋人の静華を追って北海道へとやって来る。結婚を決意した修平に、静華の父親が出した条件は、彼がオーナーをしている弱小少年アイスホッケーチーム“スマイラーズ”を初勝利に導くこと。アイスホッケーのルールも知らないド素人の修平だったが、独自の練習方法で少年たちのやる気を引き出していく。そんな中、チームのエース、昌也は、リンクで出会ったフィギュアの少女、礼奈と淡い恋心を育んでいくのだったが…。(allcinema)


本当の奇跡は、一番最後にやってくる…。


2007年製作作品




季節感のあるものが観たいのは、やはりこの季節だからでしょうか。

公開当時に多少の知識を入れていたので、
子供と動物は反則だ~!と思いっている私は後回しにしてきた作品でした。


とにかくべたです。
アイスホッケーなんて全然知らない素人監督が、
ただ、子供が好き、というだけでチームを強くしていく。
その中に、子供たちの淡い初恋なんてのもあって、どこにでもある設定だったりしますよね。

白血病なんていうのも、お決まりのコースです。

でも、そういうちょっと恥ずかしくなるような設定でも、ひとつずつのエピソードを楽しく観られました。
演技経験のない素人の子供たちの迫真の演技には、拍手拍手です。


アイスホッケーができることで選ばれた子供たちですが、
どの子も、それぞれの抱えた背景をちゃんと伝えてくれます。

エースの昌也が、両親を亡くして引き取られた先で、
初めて「お父さん・お母さん」と呼ぶシーンは、不意を突かれて不覚にも泣いてしまいました。


陣内監督の前作は、その面白みが分からなくてイマイチ感があったのですが、
今回は軽いコントに苦笑しながらも、
祈るだけじゃ奇跡は起きないという、現実感のある終りまで一気に観ました。



主役の森山未来くん。
こんなに踊れるんだ~!とびっくり。

アイスホッケーにタップなんて…。と否定的になってはいけません。

そんなことに拘らず、子供たちの一所懸命の演技に感動してください。


それにしても…。
このコピーを読むと、ラストのシーンが気になりますね…。
あのラスト、奇跡なんでしょうか(汗)