シャッフル

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「スピード」イルマーレ」のサンドラ・ブロック主演で贈る異色サスペンス・スリラー。夫の事故死をきっかけに、1日ごとバラバラの順序で1週間を過ごすハメになったヒロインの混乱と、謎を突き止め運命に立ち向かっていく姿を描く。共演は「ファンタスティック・フォー」のジュリアン・マクマホン。監督はこれがハリウッド・デビューとなるドイツの新鋭メナン・ヤポ。
 愛する夫ジムと2人の娘に囲まれ、幸せな毎日を送る主婦のリンダ。ところがある日、ジムが自動車事故で死んだという報せを受ける。悲嘆に暮れるリンダだったが、翌朝、ジムは何事もなかったように元気に生きていた。しかしその翌日には、今度はジムの葬儀が行われようとしていた。その後も次々と起こる不可解な出来事に、やがてリンダは、曜日がバラバラにシャッフルされた1週間を過ごしていることに気づくのだが…。(allcinema)



並び替えられた1週間──その謎を解けば、運命は変わる


2007年 アメリカ製作作品
原題:PREMONITION

監督: メナン・ヤポ
脚本: ビル・ケリー
音楽: クラウス・バデルト
出演: サンドラ・ブロック リンダ
    ジュリアン・マクマホン ジム
    ニア・ロング アニー
    ケイト・ネリガン ジョアンヌ
    アンバー・ヴァレッタ クレア




サンドラ・ブロックという女優さん。
パワフルな役からラブロマンスまで、なんでもこなす女優さんですよね。

今作では、その両方を持ったヒロインでした。


結婚をして、ふたりの娘も産まれて幸せな暮らしを送っていたリンダ。
ある日、愛する夫・ジムが交通事故で亡くなったと連絡があり、
それからリンダに不思議なことが起こり始めます。


目が覚めるとジムが生きていた。
仕事に行くとコーヒーを飲んでいる…。

目が覚めると階下で喪服を着た人たちがいて、
ジムが死んだと言う…。

目が覚めると、ジムは死んではいないと言い張り、
その混乱が原因で、母親から精神病院へ入れられてしまい…。


この辺りで、何かの陰謀があるのかと考えてしまいました。
病院で、リンダがジムが亡くなる前に死ぬことを知っていた、
これは本当に事故死なのか?と話すのを耳にします。

ジムからの不可解な留守電メッセージ。

ところがそう言う陰謀ものではなく、
ある種のタイムトラベラー物、だと理解できるようになりました。


目が覚めると、一週間がばらばらに訪れている。
そう理解したとき、リンダはジムを救うことを考え始めました。


ここで宗教が絡んでくるのですが、無宗教の人間にはピンときません。

それでも人間の運命は、小細工では変えられないと思いました。


面白いとは思いつつ、
目が覚めてその日を確認しないってちょっと不思議?不自然?
自分に起こったことを書き留めたとき、
何故それをしなかったのか、やはり不自然さを感じます。


とはいえ、自分が同じ立場に立ったら、
果たしてそんなに冷静でいられるかは疑問ですけどね(^^ゞ


それでも、サンドラ・ブロックは良い表情をします。
ジムが亡くなったと知らされた時の表情。
子供たちを見守る表情。
そして最後の穏やかな表情。

印象的な表情を観る価値はあります♪


「シャッフル」という邦題は、なるほどねと納得です。
バラバラになった事実が、目の前に現れるのです。

原題の「PREMONITION」は予感という意味で、
こちらより邦題のほうが緊張感を感じさせます。


結末。
こんなオチだったのかと一瞬あぜんとしますけど、
人生ってそんなものかもね。