チェ 2部作

イメージ 1 「トラフィック」のスティーヴン・ソダーバーグ監督とベニチオ・デル・トロが再びタッグを組み、伝説の革命家エルネスト・“チェ”・ゲバラの人物像とその半生に迫る伝記ドラマ。2部作の前編。本作ではゲバラフィデル・カストロと出会い、キューバ革命闘士として躍進するまでを描く。また、入念な役作りのもと、ゲバラを熱演したデル・トロは、カンヌ国際映画祭で男優賞を受賞した。
1955年、メキシコ。アルゼンチン人の青年医師エルネスト・ゲバラ南米大陸の旅を続ける彼は、自らも喘息を抱えながらもラテン・アメリカの貧しい人々を救いたいという志が芽生えていた。そんなゲバラはある日、独裁政権に牛耳られた祖国キューバで平等社会の実現を目指す反体制派のフィデル・カストロと出会い意気投合する。そして、政府軍に無謀とも思えるゲリラ戦を仕掛けようという彼らの作戦への参加を決意するゲバラだったが…。(allcinema)

2008年 アメリカ/フランス/スペイン
原題:CHE: PART ONE THE ARGENTINE



イメージ 2トラフィック」のスティーヴン・ソダーバーグ監督とベニチオ・デル・トロが再びタッグを組み、孤高の革命家エルネスト・“チェ”・ゲバラの半生とその人間像に迫る伝記ドラマ2部作の後編。本作では、ゲバラカストロと袂を分かち、新天地ボリビアで再び革命の戦いへ身を投じた末に劇的な最期を迎えるまでを描く。
 1965年、キューバ革命に多大な功績を残したゲバラだったが、キューバでの地位や市民権を放棄し、忽然と姿を消す。やがて、キューバの新たな指導者となるカストロは、ゲバラの“別れの手紙”を公表した。その手紙によれば、ゲバラは自分を必要とする場所へ身を投じるという信念を揺るぎないものにしていた。1966年、頭髪の薄い中年男“ラモン”に扮したまま家族に別れを告げたゲバラは、次なる革命の地、南米ボリビアに入国する。ボリビアアメリカの支援を受けるバリエントス大統領の独裁政権下にあった。ゲリラ部隊と共に革命へ動き出すゲバラ。しかし、ボリビア共産党の協力が得られず、アメリカに援護された政府軍に圧倒されていく。さらには地元民の裏切りに遭い、物資も滞ってしまったゲバラたちはいよいよ窮地に立たされ…。(allcinema)

2008年 フランス/スペイン
原題:CHE: PART TWO GUERRILLA


この2部作は、ドキュメンタリーを観ているのかと錯覚するくらい、
ドラマ性がないままに、淡々と流れて行きます。
油断すると眠気に襲われそうになるくらい…(^^ゞ

ただし、国連で演説するシーンは迫力があるし、
ゲバラを演じたベニチオ・デル・トロは本当に凄い役者です。


【28歳の革命】では、国民の支持を得られたゲバラを描き、
【38歳の別れ】では、革命のむずかしさを描いています。
どちらかというと、【38歳の別れ】が好きです。
持病の喘息に悩まされながら、必死でゲリラ部隊の士気を高めようとするゲバラ
そんな人だったから、未だに語り継がれているのでしょうか…。


【モーターサイクル・ダイアリー】で若い頃のゲバラも見られるので、
こちらもお勧めします。

自分を捨ててまで守ろうとしたもの、
手にしようとしたもの。

そういうものを感じることができる作品です。