バレンタインデー

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ジュリア・ロバーツジェイミー・フォックスほかオールスター・キャストの豪華共演で贈るアンサンブル・ラブ・ストーリー。バレンタインデーを迎えたロサンゼルスを舞台に、年齢も職業も異なる男女15人の様々な恋愛模様とその行方を描く。監督は「プリティ・ウーマン」のゲイリー・マーシャル
 2月14日、バレンタインデーのロサンゼルス。恋人モーリーへ朝一番にプロポーズした花屋のオーナー、リード。彼女は笑顔で婚約指輪を受け取ってくれたのだが…。一方、小学校教師のジュリアは、サンフランシスコへ出張する恋人の医師ハリソンをこっそり追いかけることに。同じ会社で働く秘書のリズと郵便係のジェイソン。初めて一夜を共にした2人だったが、リズはどこか挙動不審。また、老夫婦エドガーとエステルは50年以上も変わらぬ愛で連れ添っていたが、この日に突然エステルが重大なことを告白する。飛行機でたまたま隣り合わせた30代の男性ホールデンと女性将校のケイト。2人は会話をするうち惹かれ合っていくが…。そして、スポーツキャスターのケルビンは有名アメフト選手のパブリシスト、カーラに取材するつもりが、彼女がバレンタインデーを嫌う理由に耳を傾ける。そんな彼らを中心に、甘く切ないバレンタインデーの恋愛群像が繰り広げられていく。(allcinema)
 
2010年 アメリ
原題:VALENTINE'S DAY
 
監督: ゲイリー・マーシャル 
原案: キャサリン・ファゲイト アビー・コーン マーク・シルヴァースタイン 
脚本: キャサリン・ファゲイト 
音楽: ジョン・デブニー 
出演: ジェシカ・アルバ モーリー
    キャシー・ベイツ スーザン
    ジェシカ・ビール カーラ
    ブラッドリー・クーパー ホールデン
    エリック・デイン ショーン
    パトリック・デンプシー ハリソン
    ヘクター・エリゾンド エドガー
    ジェイミー・フォックス ケルビン
    ジェニファー・ガーナー ジュリア
    トファー・グレイス ジェイソン
    アン・ハサウェイ リズ
    アシュトン・カッチャー リード
    クイーン・ラティファ ポーラ
    テイラー・ロートナー ウィリー
    ジョージ・ロペス アルフォンソ
    シャーリー・マクレーン エステル
    エマ・ロバーツ グレース
    ジュリア・ロバーツ ケイト
    テイラー・スウィフト フェリシア 
 
日本でバレンタインデーと言うと、どうも若者のイベントと言う感じがあります。
企業が仕向けた感はありますよね(^^ゞ
 
でも、本来のバレンタインデーはこうなんだよ、と教えてくれる作品です。
 
男女15人のバレンタインデーの一日を描いています。
それぞれがどんな時間を過ごすかは観ていただくとして…。
 
悪人がいない、心やさしい人登場人物たちの、
派手な演出もない、本当にありふれた日常。
こういうこと、ありそうだよな~
と思ってしまうエピソードの積み重ねなので、
あまり印象に残らないシーンも多いかもしれません。
 
そんな中で好きだったのは、
エドガーとエステル老夫婦の、墓場映画観賞会での台詞。
「愛とは相手を丸ごと愛すこと。
 すべてを愛して。いいとこだけじゃなくイヤなことろも悪いところも」
 
心に沁みる台詞です。
愛するってカッコいいことじゃなくて、必死なことなのかなって思いました。
 
 
そして、飛行機に隣同士で乗り合わせた男女。
このふたりの結末やいかに…。
と思っていたら、最後の最後で明かされますが、
これがなんとも憎い…!
女性将校役のジュリア・ロバーツ
彼女ほどの女優さんが、たったこれだけ?の登場時間なのに、
見事に素敵な笑顔でくぎ付けにしてくれました。
 
みんな行き先が決まって、それなりにハッピーエンド。
 
初体験がテーマの高校生カップルから、結婚50年の老夫婦。
同性愛に親子愛。
愛の形は様々だけど、それでもただ一つ。
相手を想う気持ちはみな、とても真剣だと言うこと。
そして時間をかけて育む愛は、本当に素晴らしい。
 
 
ラブ・アクチュアリー】ほどのパワーはないけど、
「相手に想いを伝える日」としてのバレンタインデーには好感が持てたし、
2月14日が、こういう日になるといいなって思わせてくれる作品でした。