(500)日のサマー
運命の恋を信じるナイーヴな青年が、対照的な恋愛観の女性と辿る甘くてホロ苦い500日の愛の軌跡を綴った異色のロマンティック・コメディ。真実の愛など信じないちょっと風変わりな女の子と恋に落ちた主人公に訪れる様々な感情の変遷を、その心象風景を趣向を凝らした映像で表現しつつ、男目線からリアルに描き出していく。主演は「BRICK ブリック」のジョセフ・ゴードン=レヴィットと「ハプニング」のゾーイ・デシャネル。監督はこれまで数々のミュージック・クリップを手掛け、本作で劇場長編監督デビューの新鋭マーク・ウェブ。
グリーティングカードの会社に勤める建築家志望のライター、トム。彼はある日、アシスタントとして入社してきたサマーに一目惚れしてしまう。それが彼にとって運命的に出会った彼女との1日目だった。そして4日目には、エレベーターの中で好きな音楽の話をしたことをきっかけに、2人は会話を交わすようになっていく。28日目、トムはサマーに彼氏がいないことを知る。しかし、“恋人なんて欲しくない。誰かの所有物になるなんて理解できない”と語る彼女は、愛というものを信じていなかった。それでも、これを機に友達としてつきあい始める2人。34日目、デートのさなか、“真剣につきあう気はない”と伝えるサマーに対しトムは“気軽な関係で構わない”と答え、2人の距離感が縮まっていく。そんなトムとサマーの淡くも良好な関係は、ずっと続いていくかに思われたが…。(allcinema)2009年 アメリカ原題:(500) DAYS OF SUMMER運命の恋なんて、あるに決まってる。監督: マーク・ウェブ
脚本: スコット・ノイスタッター マイケル・H・ウェバー
音楽: マイケル・ダナ ロブ・シモンセン
音楽監修: アンドレア・フォン・フォースター
ナレーター: リチャード・マゴナグル
出演: ジョセフ・ゴードン=レヴィット トム・ハンセン
ゾーイ・デシャネル サマー・フィン
ジェフリー・エアンド マッケンジー
マシュー・グレイ・ガブラー ポール
クロエ・グレース・モレッツ レイチェル・ハンセン
クラーク・グレッグ ヴァンス
レイチェル・ボストン アリソン
ミンカ・ケリー オータム
パトリシア・ベルチャー ミリー
イアン・リード・ケスラー オリヴィア・ハワード・バッグ イヴェット・ニコール・ブラウン
運命も奇跡もない。
あるのは偶然だけ…。
ラストのナレーションなんだけど、逆もまた真なり…?
偶然なんてない、あるのは運命と奇跡だけ。
どっちかというと、運命を信じている私は、
主人公のトムと同類です(^^ゞ
運命の女性と信じるサマーに振り回され、
サマーの言葉が通じない。
悲しいけど、ふたりはどこまで行っても平行線。
それが分かるまでに500日かかってしまったトム。
でも、500日の後に新しい一日が始まる予感…。
というラストは、人生そんなに悪くないと思えて嬉しくなりました(^^)
友人と恋人の境界線は?
以前、20代の男の生徒が、発表会に女性と一緒に来たことがあります。
「彼女?」
「いえ、友達です」
とクールに返ってきました。
その時に、友人と恋人の境界線を考えたことがありました。
セックスだと答える人も、
本人がどう思うかだと答える人もいました。
まさにその通りですね。
周囲がどう思っても、
本人たちが「恋人です」と宣言するかどうか、なんですね~。
サマーは宣言しなかった。
ずるいかもしれないけど、それがサマーの気持ち…。
そこを感じ取れなかったトムは、500日かけて多くのことを学んだようです。
身につまされる部分もあって、親近感が湧く内容ではあったけど、
ハラハラドキドキするよな展開はありません。
でも、ふたりの500日から目が離せませんでした。
男性目線の恋話。というお話です♪