パリより愛をこめて

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 「96時間」のピエール・モレル監督が、「サブウェイ123 激突」のジョン・トラヴォルタを主演に迎えて贈るサスペンス・アクション。パリを舞台に、型破りなCIAエージェントとコンビを組むハメになった駐仏アメリカ大使館の若手職員が、その強引な捜査手法に戸惑いながらも巨大犯罪組織に立ち向かっていく姿を、ハードなアクション満載で描き出す。共演は「マッチポイント」のジョナサン・リス・マイヤーズ
 フランスのアメリカ大使館に勤務するジェームズ・リースは、エリート大使館員にしてCIAの見習い捜査官。華やかな活躍に憧れながらも、いまだ地味な活動ばかりの日々。そんなある日、麻薬捜査のためにCIA本部から凄腕エージェント、ワックスがやって来る。そのパートナーを任され、初めての重要任務に張り切るリース。ところがワックスは、任務のためなら手段を選ばず、人を撃つのさえも躊躇わないあまりにも危険な男だった。人を撃った経験などあるわけもないリースは、ワックスのやり方に戸惑いと反発を覚えるのだったが…。(allcinema)
 
 
2010年 フランス
原題:FROM PARIS WITH LOVE
 
人生のひきがねを引け。
 
監督: ピエール・モレル 
原案: リュック・ベッソン 
脚本: アディ・ハサック 
音楽: デヴィッド・バックリー 
出演: ジョン・トラヴォルタ チャーリー・ワックス
     ジョナサン・リス・マイヤーズ ジェームズ・リース
     カシア・スムートニアック キャロリン
     リチャード・ダーデン アンバー・ローズ・レヴァ  シェムズ・ダマニ
    モステファ・スティティ ディディエ・コンスタン  アレクサンドラ・ボイド
    メリッサ・マルス サミ・ダール ヨアキム・デ・アルメイダ
 
 
面白かった~!
最初は、軽いノリのオチャラケ系なのかな~と思っていたら、
どんどん様子が変わって行くんですよね~。
そういう思いがけない展開の中で、
CIAの見習いエージェント・リースがたくましくなっていく姿は、
見ていて微笑ましかったです(^^)
 
トラボルタ演じるCIAの凄腕捜査官・ワックスは本当に凄腕。
言葉より先に銃を撃ってるような激しさと、
それに見合うだけの操作能力を持ち合わせています。
 
これがまたかっこいいの!
ひげ面でスキンヘッドで、どちらかというと悪役の風貌。
踊るようなアクションシーン。
とは、特典映像で監督やトラボルタが言ってましたけど、
その踊るようなアクションシーンやアパートの窓から飛び出すシーンなどで、
重そうな身体がそれなりにアクションしちゃってるんですよね~。
 
アクションと、ふたりの絶妙な掛け合いの連続の前半。
 
ところが後半は、リースの恋人が絡んで少々トーンダウン。
この恋人は何かあるぞ、と思ったのは、
急に呼び出されて仕事に出かけるリースを見送るシーン。
恋人が事件に絡んでいると匂わせています。
 
でもまさか、そういう悲しい選択を迫られるとは思いませんでした。
そのラストは観てのお楽しみ。
 
96時間】と同じ匂いがするけど、
トラボルタとジョナサンのふたりが戦うという、違ったアプローチで見せてくれます。
 
ワックスもリースも、その素性はほとんど描かれておらず、
今、そこにある事件だけを追いかけるようになっているので、
多少の物足りなさはあるかもしれませんが、
勢いだけで観るにはいい作品です。
 
 
特典映像では、トラボルタとリースのインタビューもあって、
その中ではトラボルタのフランス語も聞けます。
多才なんですね~(^^)