SPACE BATTLESHIP ヤマト (2010)
国民的アニメの金字塔「宇宙戦艦ヤマト」を豪華スタッフ・キャストで実写映画化したSFアドベンチャー。22世紀末、正体不明の敵によって人類滅亡の危機に瀕した地球を救うべく、わずかな希望を求め壮絶な戦いへ旅立つ宇宙戦艦ヤマトとその乗組員たちの決死の攻防を斬新な映像を駆使し壮大なスケールで描く。出演は「HERO」の木村拓哉、「昴-スバル-」の黒木メイサ。監督は「ALWAYS 三丁目の夕日」の山崎貴。
2194年、外宇宙に突如として出現した正体不明の敵・ガミラスが地球への侵攻を開始、人類は全戦力を注ぎ防衛に奮戦するも虚しく、滅亡の危機に追い込まれてしまう。それから5年後、地球はガミラス襲来時に投下された爆弾の放射能で汚染され、わずかに生き残った人々は地下に逃れ暮らしていた。そんなある日、地球に未確認物体が落下。それは、はるか14万8千光年先の惑星・イスカンダルからの通信カプセルだった。そしてそのカプセルには、イスカンダルに放射能除去装置が存在するという情報が示されていた。この人類最後の希望を手にするため、地球防衛軍は“宇宙戦艦ヤマト”を建造。やがて、古代進ら勇士を乗せたヤマトは、地球滅亡まであと1年と迫る中、いざイスカンダルへと発進する。またこの旅立ちは、彼らの前に立ちはだかるガミラスとの死闘の始まりでもあった…。(allcinema)
「ヤマト世代」なんですけど、TV放送はリアルタイムでは観てません。
裏番組が「ハイジ」だったような気が…(^^ゞ
その後再放送で観て、映画版は劇場鑑賞してます。
…当時の子供たちはみんなある意味で「ヤマトファン」だったんですよね。
探せばパンフレットもあるはず。
今作で一番感動したのは、
とにかくオリジナルを思い出させる音楽。
“さらば~地球よ~♪”と歌いたくなったり、
スキャットもありましたね~。
ウルウルしちゃいました。
古代守が盾になって旗艦を守ろうとする冒頭のシーン。
そうだった!と思いだしながら、
敬礼する古代守の姿に、すでに泣けてました(^^ゞ
なにしろ30年前の作品をリメイクしているわけで、
森雪がパイロットになっているのも、
現代風なアレンジといえるのではないでしょうか。
その反面、真田史郎とか島大介とか、
当時の雰囲気をそのままに留めているのは、何とも嬉しい限りでしたけどね(^^♪
主人公の古代進に関しては、
誰が演じても賛否はあるでしょうけど、
とにかくキムタクオーラ全開だったので、彼の為の映画だったといえるでしょう。
仕方ないか…って感じです(^^ゞ
彼中心のストーリーだなあと感じたりもしたし…。
沖田艦長、良かったです。
…全て懐かしい…という最期の名セリフ。
アニメが浮かんできました。
予告編を観て、これは凄いことになっているかも!?
と意気込んで観に行ったんですけど、
戦闘シーンは’77年版のスターウォーズの感じで、
古さを感じてしまったのは…私だけ…?
それに何より、迫力ある戦闘シーンより、
ヤマト艦内でのシーンが多く、物足りなさが残りました。
からっとしたSF物というより、
お涙頂戴的な、TVドラマみたいな…。
2時間に納めなければいけないから仕方ないんでしょうけど、
どうもひとりひとりの人間像が薄くて、
あっけないと言うか…。
肝心の敵の正体や放射能除去装置など、
ヤマトの一番の見どころが変わってしまったのは残念だったけど、
デスラーやアナライザーの声優さんたちが同じで
懐かしい気持ちになってしまって、
懐かしさを感じた部分に泣けてしまった…。
そんな作品です。
やっぱりオリジナルを観たくなりますね♪