ツーリスト (2010)

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アンジェリーナ・ジョリージョニー・デップの豪華競演が実現したロマンティック・ミステリー。05年のフランス映画「アントニー・ジマー」をリメイク。イタリアで妖艶な美女と出逢ったアメリカ人旅行者が、謎めいた彼女に翻弄されるがまま恐ろしい陰謀へと巻き込まれていくさまをミステリアスかつユーモラスに描き出す。監督は「善き人のためのソナタ」のフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
 傷心を癒そうと、ひとり旅でアメリカからヨーロッパへとやって来たフランク。ヴェネチアへ向かう列車の中、突然彼の前に見知らぬ美女エリーズ現われる。その妖艶な魅力に一瞬で引き込まれたフランク。しかし、そんな彼女の行動は逐一警察に監視されていた。警察は、ある重要人物がエリーズと接触する機会を待っていたのだ。ところがエリーズは、ニセの男と接触することで捜査の攪乱を狙っていた。そんなこととはつゆ知らず、そのまま正体不明の美女と行動を共にしてしまうフランクだったが…。(allcinema)
 
2010年 アメリカ/フランス
原題:THE TOURIST
 
華麗な旅人には、危険な謎がある。
 
監督: フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク 
製作: グレアム・キング  ティム・ヘディントン  ロジャー・バーンバウム 
       ゲイリー・バーバー  ジョナサン・グリックマン 
製作総指揮: ロイド・フィリップス  バーマン・ナラギ  オリヴィエ・クールソン  ロン・ハルパーン 
脚本: フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク 
       クリストファー・マッカリー  ジュリアン・フェロウズ 
オリジナル脚本: ジェローム・サル 
撮影: ジョン・シール 
プロダクションデザイン: ジョン・ハットマン 
衣装デザイン: コリーン・アトウッド 
編集: ジョー・ハッシング   パトリシア・ロンメル 
音楽: ジェームズ・ニュートン・ハワード 
出演: アンジェリーナ・ジョリー エリーズ・クリフトン・ワード
       ジョニー・デップ フランク・トゥーペロ
       ポール・ベタニー ジョン・アチソン警部
       ティモシー・ダルトン ジョーンズ主任警部
       スティーヴン・バーコフ レジナルド・ショー
       ルーファス・シーウェル 英国人男性
       クリスチャン・デ・シーカ  アレッシオ・ボーニ  ジョヴァンニ・グイデッリ 
       ラウル・ボヴァ  ブルーノ・ウォルコウィッチ 
 
ジョニーの作品なので、もちろん初日鑑賞です
 
何しろ、あの【善き人の為のソナタ】の監督作品ですから、
重っ苦しいミステリーなのかと思っていたんですけど、
ゴールデングローブ賞のコメディ部門でノミネートされたのはある意味納得。
 
ジョニーの、いや、フランクのせりふ回しや行動が、どこかしらユーモラスなんです。
最後まで笑わせてもらいました。
 

ジョニーは、ウィスコンシン州の大学の先生、という役柄。
だたのツーリストで、アメリカ市民だ、と繰り返す、平凡で冴えない男。
旅先で美女ににっこり微笑まれたら、そりゃ着いていくでしょ。
旅先でのアバンチュールも、これだけの美女なら儲けもん!みたいな…(^^ゞ
 
そういうどこにでもいそうな男の、
戸惑いの表情や、美女に惹かれていく表情はさすがです。
 
フランク役には、いろんな人の名前が挙がっていたようですけど
ジョニーで正解だったと思いますよ。
この表情の変化は、ジョニーならではだった気がしますもん♪
 
ベニスという設定も中々です。
水路やボートの風景も、観光気分にさせてくれます。
 
フランクを翻弄する謎の美女、エリースを演じるアンジーも、
スタイルの良さを見せつけるような衣装で登場。
アクションで魅せる彼女もいいけど、今回みたいな役も素敵です

14ヶ国で指名手配になっているアレクサンダー・ピアースを追う、
イギリス警察のポール・ベタニーや、
もうひとりの謎の男を演じたルーファス・シーウェルも、
何かありそうな匂いをぷんぷんさせて絡んでくるのも面白いです。
 

とにかくネタばれしちゃうと面白くないので、
内容は具体的には書けません。
 
ミステリーだけど、ハラハラドキドキ感を楽しむというより
やっぱりジョニーとアンジーの共演を楽しむ作品だし、
ジョニーをよーく観てるとオチも分かっちゃうし、突っ込みどころあるんだけど、
そんなことを無視して没頭しちゃうと、大満足で観終われるでしょう。

ジョニージョニーです。
パジャマ姿で走ろうが、翻弄された美女に見捨てられて悲しい顔をしようが
もちろん、ビシッとタキシードを着て煙草を燻らせても、
どんな役をやってもカッコイイ

娯楽作品としてお楽しみいただけるといいかな、と思います♪