アメリア 永遠の翼

イメージ 1 「ボーイズ・ドント・クライ」「ミリオンダラー・ベイビー」のオスカー女優ヒラリー・スワンク主演で贈る感動の伝記ドラマ。1920年代に女性として世界で初めて大西洋を横断した実在の飛行士、アメリア・イヤハートの冒険飛行への飽くなき情熱と、彼女の挑戦を深い愛情で支え続けた夫と辿る波らんの生涯を描く。共演に「HACHI 約束の犬」のリチャード・ギア。監督は「モンスーン・ウェディング」のミーラー・ナーイル
 少女時代から空を飛び世界中を旅することに憧れていたアメリア。やがて飛行士となった彼女は1928年、女性初の大西洋横断に成功し、全米中を熱狂させる。また、一躍時の人となったアメリアの広報を担当した出版人ジョージと次第に惹かれ合い、晴れて結婚。その後も彼女は、大西洋単独横断や大陸横断、太平洋横断など次々と記録を打ち立て、世界的な名声を獲得していく。そして1937年、ついに彼女の最大の夢にして最も危険な冒険となる世界一周飛行への挑戦を決意。どんな時でも自分を支えてくれたジョージにこれが最後のフライトと誓い、大空へと飛び立つアメリアだったが…。(allcinema)
 
2009年 アメリカ/カナダ
原題:AMELIA

 
空を愛し 空に挑み
そして彼女は空になった──
 
監督: ミーラー・ナーイル 
製作: テッド・ウェイト  ケヴィン・ハイマン  リディア・ディーン・ピルチャー 
製作総指揮: ロン・バス  ヒラリー・スワンク 
原作: スーザン・バトラー  メアリー・S・ラヴェル 
脚本: ロン・バス  アンナ・ハミルトン・フェラン 
撮影: スチュアート・ドライバーグ 
プロダクションデザイン: ステファニー・キャロル 
衣装デザイン: カシア・ワリッカ・メイモン 
編集: アリソン・C・ジョンソン   リー・パーシー 
音楽: ガブリエル・ヤレド 
出演: ヒラリー・スワンク アメリア・イヤハート
    リチャード・ギア ジョージ・パットナム
    ユアン・マクレガー ジーン・ヴィダル
    クリストファー・エクルストン フレッド
    ジョー・アンダーソン ビル
    ミア・ワシコウスカ エリノア・スミス
    チェリー・ジョーンズ 
    アーロン・エイブラムス  
 
ヒラリー・スワンクが作りたかったんだろうな~と思って観ていましたが、
製作に名前を連ねていますね。
アメリアという女性に、思い入れがあったのではないか、そんな印象を強く持ちました。
 
 
いつの時代にも先駆者という人たちがいます。
アメリア・イヤハートは、女性飛行士としての先駆者でした。
とはいえ、最初は自ら操縦桿を握ったわけではなく、乗客としてでした。
それでも全米中を熱狂させたのです。
 
子供の頃から空に憧れていたアメリアは、それでは納得できず
いずれは自分の手で飛行機を飛ばし、大西洋横断を果たしたいと思い続けます。
 
そこに登場するのが、出版業界のジョージ。
アメリアをプロモートすることで出会い、惹かれ合い結婚するのですけど、
傷つけあったりしながら、最後は強い絆で結ばれていきます。
 
そのジョージとは、常に飛行のための資金繰りの話でした。
スポンサーを集め、本を売り、講演会を開き…。
様々な努力を続けるジョージの、それは最大級の愛情でした。

フィクションと言うのは盛り上がりに欠けてしまうことがあります。
この作品でもその傾向にあって、ちょっと残念、と言うか…。
どこを一番描きたかったのか、それがもっと前面に出ていると良かった気がします。
 
アメリアの空への飽くなき挑戦。
空という共通の目標を持ったジョージとの愛情。
女性が活躍することの難しい時代。
 
どれも捨て難かったんでしょうね。
奥行きのなさを残念に思いつつも、アメリアという女性を知るには充分でしょう。

飛行機の映画ですから、映像は素晴らしいです。
空から見る大地は本当に雄大で綺麗です。
大きなスクリーンで観ると、物凄い爽快感に襲われるかもしれません(^^)

アメリアは空に消えていきます。
そういう人たちがいたから、技術は進歩し、
今、私たちは自由に世界を飛び回ることができるんですよね。