50歳の恋愛白書

イメージ 1
 奔放な10代を過ごした末に30歳年上のベストセラー作家と結婚し、理想の妻として家庭を守ってきた50歳の主人公ピッパ・リーが、自らの人生に疑問を抱き心揺れるさまを描いた女性ドラマ。主演は「フォレスト・ガンプ/一期一会」のロビン・ライト・ペン、共演にアラン・アーキンキアヌ・リーヴスジュリアン・ムーアアーサー・ミラーの娘レベッカ・ミラーが自身の処女小説を自らメガフォンをとり映画化。
 50歳になるピッパ・リーは、30歳も年上の売れっ子作家の夫ハーブ・リーの良き妻にして、成長した2人の子どもの良き母として、誰もが認める理想の女性だった。しかし、ハーブと出会う前の彼女は、現在の姿からは想像も出来ない荒んだ人生を歩んでいた。ようやく手に入れた安定を幸せと信じて結婚生活を送ってきた彼女だったが、15歳年下の男性クリスとの出会いが彼女の心に少しずつ変化をもたらしていく。(allcinema)

 
 
2009年 アメリ
原題:THE PRIVATE LIVES OF PIPPA LEE
 
人生半分過ぎたら、やりたいことだけやろう。
 
監督: レベッカ・ミラー 
製作: デデ・ガードナー  レモア・シヴァン 
製作総指揮: ブラッド・ピット  ジル・フットリック  ジェレミー・クライナー  ウォーレン・T・ゴズ 
       スチュワート・マクマイケル  ジャン=リュック・デ・ファンティ  ジェフ・サガンスキー 
原作: レベッカ・ミラー 
脚本: レベッカ・ミラー 
撮影: デクラン・クイン 
プロダクションデザイン: マイケル・ショウ 
衣装デザイン: ジェニファー・フォン・メイヤーハウザー 
編集: サビーヌ・ホフマン 
音楽: マイケル・ロハティン 
出演: ロビン・ライト・ペン ピッパ・リー
    アラン・アーキン ハーブ・リー
    マリア・ベロ スーキー・サーキシアン
    モニカ・ベルッチ ジジ・リー
    ブレイク・ライヴリー 若き日のピッパ・リー
    ジュリアン・ムーア カット
    キアヌ・リーヴス クリス・ナドー
    ウィノナ・ライダー サンドラ・ダラス
    マイク・バインダー サム・シャピロ
    ティム・ギニー 
    ロビン・ワイガート 
    ライアン・マクドナルド 
    ゾーイ・カザン 
    シャーリー・ナイト 
 
50歳女性の恋愛ものか、はたまたラブコメか。と思っていたんですが…。
なんだか趣が違っていました。
 
年上の夫が、リタイアをきっかけに老後を過ごす場所として選んだのが、年寄りばかりが住む街。
まだ若い…50歳ってまだ若いですよね?(^^ゞ
そのまだ若い妻は、そこで一緒に暮らし始めるのですけど、
どこかしっくりこない…。
夫は死ぬことを考え、恐れ…。
でも自分はまだそんなことは考えられない。
 
今まで平和に暮らしてきたのに、どこかで歯車がうまくかみ合わなくなります。
そしてなぜこうなったのかを思い返していくことになります。
 
良妻賢母と思えるピッパは、実は奔放な人生を送ってきたことが明らかになって、
でも、夫、ハーブとの出会いでそんな人生を終えることができて…。
薬漬けの母親や、ハーブとの不倫など、かなり強烈な人生です。
そんなピッパが、ハーブと愛し合って落ち着いた暮らしを手に入れた。
 
ところが、穏やかなリタイア生活だったはずなのに、ハーブに再び不倫が発覚したことで
枷が外れたように自由になったピッパが、
妻として、母親として、そして女としての自分を見つめなおすお話です。
 
ロビン・ライト・ペンは現在のピッパにぴったりすぎる美人だし、
アラン・アーキンは味のある夫を演じ、
周囲を固めるキャストも素晴らしいんです。
 
キアヌ・リーブスロビン・ライトは、実年齢は逆転しているとか、
キアヌが35歳には見えないとか、まあそういうことはあったかもしれないけど、
そこら辺はざっくりと鑑賞できればよいかと…。
 
 
邦題だと50歳にもなって色恋沙汰の話か~。って思うかもしれませんけど、
人間、多かれ少なかれトラウマを抱えているわけで
それから自由になるって、やっぱりある程度の経験を積まないといけないのかな、
と、時間を積み重ねていくことの面白さを感じるお話です。
 
 
これは若い方や男性には不向きかも(^^ゞ