X-MEN:ファースト・ジェネレーション

イメージ 1遺伝子の突然変異により超人的パワーに目覚めたミュータントたちの葛藤と活躍を描いた“X-MEN”シリーズ。本作はこれまで語られることのなかったプロフェッサーXと宿敵マグニートーの若き日にスポットを当て、X-MEN誕生にまつわる知られざる物語を壮大なスケールで描き出すSFアクション大作。主演は「つぐない」のジェームズ・マカヴォイと「イングロリアス・バスターズ」のマイケル・ファスベンダー。監督は「キック・アス」「スターダスト」のマシュー・ヴォーン。
 ソ連との冷戦が続く1960年代のアメリカ。後にプロフェッサーXと呼ばれ、X-MENを設立する青年チャールズ・エグゼビアは、強力なテレパシー能力を持つミュータント。彼は、自分と同じように超人的な能力を持つ者が次々と出現していることに気づく。そんな中、幼い頃に母親と引き裂かれた悲しい過去を持つエリック・レーンシャーと出会う。彼もまた磁力を操り、金属を意のままに動かすことができるミュータントだった。ミュータントたちを結集し、その能力を人類のために使い、平和を築きたいと考えるチャールズは、エリックに協力を依頼する。次第に友情を育んでいくチャールズとエリック。そんな2人の前に、ミュータント集団“ヘルファイヤークラブ”を利用して世界征服を企む男セバスチャンが立ちはだかる。しかもセバスチャンは、エリックにとっては母親の仇でもあった。やがて、チャールズとともに若きミュータントたちを率いてヘルファイヤークラブに戦いを挑むエリックだったが…。(allcinema)
 
2011年 アメリ
原題:X-MEN: FIRST CLASS
上映時間 131分

 
共存か、支配か。その<起源>を目撃せよ!
 
監督: マシュー・ヴォーン 
製作: ローレン・シュラー・ドナー サイモン・キンバーグ  グレゴリー・グッドマン  ブライアン・シンガー 
製作総指揮: スタン・リー  タルキン・パック 
原案: ブライアン・シンガー 
脚本: マシュー・ヴォーン  ジェーン・ゴールドマン 
撮影: ジョン・マシソン 
視覚効果監修: ジョン・ダイクストラ 
プロダクションデザイン: クリス・シーガーズ 
衣装デザイン: サミー・シェルドン 
編集: リー・スミス  エディ・ハミルトン 
音楽: ヘンリー・ジャックマン 
出演: ジェームズ・マカヴォイ チャールズ・エグゼビア(プロフェッサーX)
    マイケル・ファスベンダー エリック・レーンシャー(マグニートー
    ケヴィン・ベーコン セバスチャン・ショウ
    ローズ・バーン モイラ・マクタガート
    ジャニュアリー・ジョーンズ エマ・フロスト
    オリヴァー・プラット CIAエージェント
    ジェニファー・ローレンス レイブン・ダークホルム(ミスティーク)
    ニコラス・ホルト ハンク・マッコイ(ビースト)
    ゾーイ・クラヴィッツ エンジェル・サルバドール(エンジェル)
    ルーカス・ティル アレックス・サマーズ(ハボック)
    ジェイソン・フレミング アザゼル
    ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ ショーン・キャシディ(バンシー)
    エディ・ガテギ アルマンド・ムニョス(ダーウィン
    アレックス・ゴンサレスエステッド(リップタイド)
    ローレンス・ベルチャー チャールズ・エグゼビア(少年期)
    ビル・ミルナー エリック・レーンシャー(少年期)
    グレン・モーシャワー ヘンドリー大佐
    マット・クレイヴン CIA長官
    レイ・ワイズ 米国国務長官
    マイケル・アイアンサイド 
    ドン・クリーチ ストライカー・Sr
    (クレジットなし)
    ヒュー・ジャックマン ローガン
    (クレジットなし)
    レベッカ・ローミン 
    (クレジットなし)
    デミトリ・ゴリツァス レヴィーン
    レイド・サーベジヤ ソ連将校
    ジェームズ・レマー 海軍大将
    ベス・ゴダード チャールズの母
    サーシャ・ピーターズ 少女
    モーガン・リリー 若いレイブン
 
ひとつの話から膨らんで行って、今回はなんとプロフェッサーXの若き日を描いていますが。
こういうのを観ると、シリーズを見返したくなりますね(^^)
結局どれも劇場では観れてないんですけど、アメコミ作品の中でも好きな方です。
 
プロフェッサーXとマグニートー
チャールズとエリック。
同じ突然変異として協力し合っていた頃の姿は、本当に微笑ましい。
この友情が続いていたら、違うXメンシリーズだったんだよな。
なんてバカなことを感じてしまいました。
 
だたし、冒頭のシーンでもあるように、
ふたりはあまりに違う環境で育っているわけです。
片やナチスの収容所で、片や上流階級のおぼっちゃまで…。
その違いが思想の違いを生み、それが根底にあって
道を分かってしまうのではないかと思いました。
 
プロフェッサーXが車いす生活になった理由と、
マグニートーが仮面をつけている理由が、決別の痛みとして描かれています。
目指すもの、理想とするものは違う、と言い切るチャールズ。
エリックのことを良く知っているから、引き止められないと知っているからこその言葉。
ふたりの強い意志を感じる別れであり、
どちらが善でどちらが悪で、と簡単に割り切れない別れでした。

歴史的なキューバ危機を絡め、
シリーズを通して描かれている、異なるものへの脅威、排除の始まりもあります。
 
ミュータントたちもまだ若く、活躍は少なく、
とにかくチャールズとエリックのふたりを描いた作品で、
ビギニング作品として見ごたえありました。
 
 
悪役のケビン・ベーコンは年取って最初は分からなかったけど、
憎らしいナチス将校だったし、
ジェームズ・、マカヴォイマイケル・ファスベンダーは、
いいコンビでした~。
X-MENシリーズに欠かせないヒュー・ジャックマンもワンシーン登場。
観客を楽しませることを忘れてませんよ(^^♪