ミックマック
「アメリ」「ロング・エンゲージメント」のジャン=ピエール・ジュネ監督が「ぼくの大切なともだち」の人気コメディアン、ダニー・ブーンを主演に迎え、奇想天外な物語と美しくもシュールかつ遊び心あふれる映像で贈るファンタジー・コメディ。不幸な人生を送る主人公が、その原因を作った2大軍事企業を相手に、個性豊かな仲間たちと繰り広げる壮大なイタズラの行方を風刺とユーモアを織り交ぜ綴ってゆく。
幼い頃に、父親を地雷で亡くした男、バジル。ビデオ・レンタルショップで働く彼は、ある夜、発砲事件に巻き込まれ、頭に銃弾を受けてしまう。なんとか命は取り留めたものの、銃弾が頭に埋まったまま生きていくハメに。おまけに、入院中に職も家も全てを失ってしまったバジルは、廃品回収をしながら共同生活を送るユニークな仲間たちと出会う。彼らは、それぞれに“人間大砲”や“言語オタク”、“軟体女”といった不思議な特技を持つ7人の超個性派集団。そんな彼らに温かく迎えられたバジルは、ある時、偶然にも父親を殺した地雷を製造した会社と自分の頭に残る銃弾の製造会社を同時に発見する。そして、仲間たちの助けを借りて、この2つのハイテク企業に復讐することを決意するバジルだったが…。(zllcinema)2009年 フランス
原題:MICMACS A TIRE-LARIGOT
MICMACS上映時間 105分
世界が平和でありますように。
監督: ジャン=ピエール・ジュネ
製作: フレデリック・ブリヨン ジル・ルグラン ジャン=ピエール・ジュネ
脚本: ジャン=ピエール・ジュネ ギョーム・ローラン
撮影: テツオ・ナガタ
美術: アリーヌ・ボネット
衣装: マデリーン・フォンテーヌ
編集: エルヴェ・シュネイ
音楽: ラファエル・ボー
出演: ダニー・ブーン バジル
アンドレ・デュソリエ ド・フヌイ
オマール・シー レミントン(言語オタク)
ドミニク・ピノン フラカス(人間大砲)
ジュリー・フェリエ ラ・モーム・カウチュ(軟体女)
ニコラ・マリエ フランソワ・マルコーニ
ヨランド・モロー タンブイユ(料理番)
ジャン=ピエール・マリエール プラカール(ギロチン男)
ミシェル・クレマデ プチ・ピエール(発明家)
マリー=ジュリー・ボー カルキュレット(計算機)
フランス映画って、やっぱり独特な雰囲気がありますね~。
地雷で父親を亡くし、自分は流れ弾が頭に残ったまま、というなんとも不幸せなバジルが主人公。
そのバジルがが出会ったのは、廃品を回収して共同生活をしている仲間たち。
この仲間も、バジルに劣らずいわくありげでユニーク。
変人と言ってもいい集団です。
そのバジルがが出会ったのは、廃品を回収して共同生活をしている仲間たち。
この仲間も、バジルに劣らずいわくありげでユニーク。
変人と言ってもいい集団です。
その仲間たちと一緒に、地雷や銃弾を作った会社に復讐しようとするお話。
勧善懲悪なので、最後には無事に復讐完了するんだけど、
それまでの過程はかなり笑えます。
悲壮感はないし、必死さもない。
バジルとその仲間が、自分の特技を生かしての作戦は、
ファンタジー色も強くて、いたずらっぽくてあり得ない復讐劇です。
それまでの過程はかなり笑えます。
悲壮感はないし、必死さもない。
バジルとその仲間が、自分の特技を生かしての作戦は、
ファンタジー色も強くて、いたずらっぽくてあり得ない復讐劇です。
でも、武器商人に対する風刺が効いていて、
こういうのをブラックユーモアと言うんでしょうね。
前半がちょっと簡略化し過ぎて掴みにくいけど、
復讐が始まってからは楽しめます。
復讐が始まってからは楽しめます。
深刻にならずに世界平和を願える作品です。
バジルと仲間たちが、ずっと幸せでいられるといいな。
そう思えるエンディングです(^^)