リアル・スティール (2011)

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 人間に代わってロボット同士が死闘を繰り広げるロボット格闘技の世界を舞台に、全てを失ったひとりの男が最愛の息子との絆を取り戻していく姿を描く感動エンタテインメント・ストーリー。主演は「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」のヒュー・ジャックマン、共演にダコタ・ゴヨ、エヴァンジェリン・リリー。監督は「ナイト ミュージアム」のショーン・レヴィ
 人間に代わって高性能のロボットたちが死闘を繰り広げるロボット格闘技の時代が到来。ボクシングに全てを捧げてきた男チャーリー・ケントンは、ついに戦う場所を奪われ、プライドも生きる目的も失ってしまう。そんな人生のどん底であえぐ彼の前にある日、11歳の息子マックスが現われる。別れた妻が急死し、赤ん坊の時以来会っていなかったマックスの面倒を見るハメになってしまったのだ。困惑するチャーリーにマックスも心を閉ざしたまま。そんなある日、マックスがゴミ置き場でスクラップ同然の旧式ロボット“ATOM”を発見する。小さくてオンボロのATOMだったが、彼には特別な能力が備わっていた。やがてチャーリーとマックスは、ATOMを鍛えてロボット格闘技に挑むのだが…。(allcinema)
 
2011 アメリ
原題:REAL STEEL
上映時間 128分
製作国 アメリ
 
リアル・スティール」――。
それは、親子の絆が生み出す、“本当の強さ”。
 
 
監督: ショーン・レヴィ 
製作: ドン・マーフィ  スーザン・モントフォード 
製作総指揮: ジャック・ラプケ  ロバート・ゼメキス  スティーヴ・スターキー 
             スティーヴン・スピルバーグ  ジョシュ・マクラグレン  メアリー・マクラグレン 
原案: ダン・ギルロイ  ジェレミー・レヴェン 
脚本: ジョン・ゲイティンズ 
撮影: マウロ・フィオーレ 
音楽: ダニー・エルフマン 
出演: ヒュー・ジャックマン チャーリー・ケントン
       ダコタ・ゴヨ マックス・ケントン
       エヴァンジェリン・リリー ベイリー
       アンソニー・マッキー フィン
       ケヴィン・デュランド リッキー
       カール・ユーン タク・マシド
       オルガ・フォンダ ファラ・レンコヴァ
       ホープ・デイヴィス デブラ
 

年末の今になって、もしかしたら今年最高に感動できたかも!? そんな映画に出合いました。
 
とにかく笑って泣いて、ずっと作品の世界に入り込んでました。
 
2020年と言う近未来のお話。
なので、SFっぽくはありません。
人間同士が戦う競技がなくなって、代わりにロボットが戦う。
人がより暴力的なものを求めるようになったから、
なんて言われても、そうかもしれないと納得できてしまう。
 
親子の関係だって、特別なドラマは全然ありません。
10年会っていなかった、普通の親子です。
 
まだ自分の肉体を使ってボクシングをしていた父親チャーリーと、
11歳でも、すでにいろんなゲームでコンピューターを使える息子マックス。
多分、今の時代でもこういう親子はいそうですよね。
パソコンやスマホは、子供の方が簡単に対応できるという話は耳にしますから。
なので、まったく違和感なく物語に溶け込んで行けます。
 
親子なんだけど、10年会っていなければ、他人も同然。
母親の死でやむなく一ヶ月だけ一緒に暮らすことになったふたりの、
奇妙だけど温かい日々が始まります。
 
ふたりの関係が、どんどん良くなっていくことも、
ふたりを繋ぐロボット格闘技で、マックスが見つけたアトムが勝ち続けることも、
想像を超える範囲ではないんです。
でも、良い親子になって行く姿や、格闘技の試合など、
身体が熱くなっていくのが分かります。
 
ふたりの会話が秀逸。
どっちが父親か分からないくらい、マックスは冷静で現状を把握できる力を持っています。
母親が亡くなったことで、自然と大人になってしまったんだろうし、
チャーリーはいくつになっても、夢を追いかける少年みたいだし…。
ほんとに微笑ましい親子関係でした。
 
笑いもあるし、涙もあるし、
ラストの試合のシーンは、興奮もする。
そして、なんとも憎い結果。
 
試合前にダンスを踊ったり、
シャドー機能で戦うアトムに、妙に人間くささを感じたり…。
温かな親子関係だったりと、
やっぱりそこに“人”を感じることができるから、
こんなに感動できたのかもしれません。
 
 
チャーリー役のヒュー・ジャックマンは最高です。
こんな父親ほしいよね~と思わせてくれるでしょう。
恋人や夫ととしては…。考えちゃうかもしれないけど…。
マックス役のダコタ・ゴヨくんも素晴らしかった。
マイティ・ソー】で、少年ソー役みたいだけど、記憶にありません…(^^ゞ

その後どうなった、なんてエピソードを入れないで終わっちゃうのも好みでした。
余計なことを考えるより、試合の興奮に、余韻に浸っていればいい、
そんなエンディングです。
 
家族とでも恋人とでも楽しめる、最高の娯楽エンターテインメント作品でした。
みなさん、どうぞご覧ください(^^)

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《おまけ》
いつも海外のポスターを紹介するんですけど、
今回は日本のポスターが気に入ったのでご紹介。
ダコタくんのアップはこれだけみたいです →
 
ダコタくん、可愛いな~(*^^)v