ファンタスティック Mr.FOX

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  「チャーリーとチョコレート工場」の原作でも知られるロアルド・ダールのロングセラー児童文学『すばらしき父さん狐』(『父さんギツネバンザイ』)を、「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」「ライフ・アクアティック」のウェス・アンダーソン監督がパペットを使用した手作り感あふれるストップモーション・アニメで映画化したファンタジー・コメディ。ひょんなことから野性に目覚め、強欲な人間相手に果敢に戦いを挑んだ父さん狐の活躍を、ブラックなユーモアをちりばめつつ軽妙なタッチで綴る。声の出演はジョージ・クルーニーメリル・ストリープビル・マーレイ
 子どもが生まれて以来、泥棒稼業から足を洗い、妻と息子と家族3人で平穏な穴暮らしをしてきたMr.FOX。しかし、人生も折り返し地点に差し掛かり、貧乏で退屈な穴ぐら生活への疑問が芽生え始める。そして、愛する家族のためにもと、丘の上にそびえる大木の家に引っ越すことを計画する。丘の反対側には悪名高い3人の農場主がいるからと大反対するバジャー弁護士の忠告にも耳を貸さず、家を購入してしまうMr.FOX。ところが、農場で飼育されている動物を前にして、彼の困った野性の本能が目覚め、再び泥棒を始めてしまう。大切な家畜を奪われ、怒りが頂点に達した農場主たちは、なりふり構わぬキツネ狩りに乗り出すが…。(allcinema)
 
 
2009年
原題:FANTASTIC MR. FOX
上映時間 87分
製作国 アメリカ/イギリス
 
ファンタスティックに、生き残る──。
 
監督: ウェス・アンダーソン 
アニメーション監督: マーク・グスタフソン 
製作: ウェス・アンダーソン  アリソン・アベイト  スコット・ルーディン  ジェレミー・ドーソン 
製作総指揮: ステーヴン・レイルズ  アーノン・ミルチャン 
原作: ロアルド・ダール  『すばらしき父さん狐』/『父さんギツネバンザイ』(評論社刊)
脚本: ノア・ボーンバック   ウェス・アンダーソン 
撮影: トリスタン・オリヴァー 
プロダクションデザイン: ネルソン・ロウリー 
音楽: アレクサンドル・デスプラ 
音楽監修: ランドール・ポスター 
声の出演: ジョージ・クルーニー Mr.FOX
      メリル・ストリープ Mrs.FOX
      ジェイソン・シュワルツマン アッシュ
      ビル・マーレイ バジャー
      ウォーリー・ウォロダースキー カイリ
      エリック・アンダーソン クリストファソン
      マイケル・ガンボン フランクリン・ビーン
      ウィレム・デフォー ラット
      オーウェン・ウィルソン コーチ・スキップ
      ジャーヴィス・コッカー ピーティー
 
Twitterやブログで評判だったので観てみることに。
CGアニメかと思っていたら、パペットを使ったストップモーションアニメではないですか。
FOXの毛並みが気持ち良さげで、触りたくなるほどのリアリティ。
それだけで満足度は高いです(^^)
 
野生動物だからと何度も繰り返すMr.FOX。
子供が生まれたことで泥棒家業から足を洗うんだけど、やはり野生の血は疼くわけです。
またしても盗みをしてしまうMr.FOXは、人間の農場主三人の怒りを買ってしまいます。
そこから始まる逃走劇。

 
ここはもう面白いとしか言いようがない。
縦横無尽に穴を掘って逃げ続けるMr.FOXとその仲間たち。
追う農場主だって負けていません。
ありとあらゆる文明の利器を使って追い詰めようとします。
そんなMr.FOXを支えるMrs.FOXも存在感があります。

吹き替えてるジョージ・クルーニーとメリル・ストリープ
有名人が吹き替えてると、その人の顔が浮かんでくるのは難点ですが、
メリルの声には心地よさがありました。
 
結局はいたちごっこなわけで、現時点ではMr.FOXチームの勝ちですけど、
いつ、形勢逆転するかわかりませんよね。
人間にとっては天敵ですもんね。
 
生々しい人間と違って、Mr.FOXたちにはロマンを感じます。
本能のままに生きられたら…。
人間には難しいから、動物にその夢を託したのかもしれません。