SUPER 8/スーパーエイト

イメージ 1 「M:i:III」「スター・トレック」のJ・J・エイブラムス監督が、本作の製作を務める巨匠スティーヴン・スピルバーグとの夢のコラボで描くSFジュブナイル・アドベンチャー大作。1979年の田舎町を舞台に、8ミリカメラで自主映画を撮影中に偶然列車事故を目撃した少年少女たちが、やがて不可解な事件に巻き込まれ、思いもよらぬ大冒険を繰り広げるさまを、スピルバーグ作品へのオマージュも盛り込みつつノスタルジック・テイストあふれるタッチで描き出す。
 1979年の夏。オハイオの小さな町で父ジャクソンと2人暮らしの少年ジョー。ある夜、親に内緒で家を抜け出し、チャールズやアリスら5人の友達と共に駅舎で8ミリ映画の撮影中、列車の脱線事故に遭遇する。またその混乱の中で、8ミリカメラは横倒しになったまま、大破した列車の一部から飛び出してくる“何か”を偶然映し出していた。ほどなくして現場には軍が到着。そして彼らは、ある極秘情報が何者かに知られてしまったと、大規模な捜索を展開する。現場から逃げ帰り、誰にも言わないと誓い合うジョーたち。しかし、町では不可解な事件が次々と起き始め、次第に極秘情報である“何か”の実態が明らかとなっていく…。(allcinema)
 
2011年
原題:SUPER 8
上映時間 111分
製作国 アメリ
 
僕たちは、ひとりじゃない。
 
監督: J・J・エイブラムス 
製作: スティーヴン・スピルバーグ  J・J・エイブラムス  ブライアン・バーク 
製作総指揮: ガイ・リーデル 
脚本: J・J・エイブラムス 
撮影: ラリー・フォン 
プロダクションデザイン: マーティン・ホイスト 
衣装デザイン: ハー・ヌウィン 
編集: メリアン・ブランドン  メアリー・ジョー・マーキー 
音楽: マイケル・ジアッキノ 
出演: ジョエル・コートニー ジョー・ラム              エル・ファニング アリス
       カイル・チャンドラー ジャクソン・ラム          ライリー・グリフィス チャールズ
       ライアン・リー ケイリー                        ガブリエル・バッソ マーティン
       ザック・ミルズ プレストン                      ロン・エルダード ルイス
       ノア・エメリッヒ ネレク大佐                    ジェシカ・タック カズニック夫人
       ジョエル・マッキノン・ミラー カズニック氏      グリン・ターマン ウッドワード
       リチャード・T・ジョーンズ オーバーマイヤー    アマンダ・フォアマン 女性キャスター
       デヴィッド・ギャラガー ダニー                  ブレット・ライス プルイット保安官
       ブルース・グリーンウッド                       デイル・ディッキー イーディ
       ジャック・アクセルロッド ブレークリー          ダン・カステラネタ イジー
       トム・クイン マキャンドレス                    マイケル・ヒッチコック ロスコ
       テリ・クラーク バビット夫人                    アマンダ・ミカルカ ジェン
       ボー・ナップ ブリーン                          ケイティ・ロウズ ティナ
       トーマス・F・ダフィ ルーニー                  マルコ・サンチェス ヘルナンデス
       ブリット・フラトモ ペグ                        ベン・ギャビン ミルナー
       ジェームズ・ハーバート タリー                  ジェイド・グリフィス ベンジー 
 
劇場公開された時観ようかと思っていたんだけど、
あまり良い評判が聞かれたなかったので、躊躇してしまった作品。
 
映画って、観る側の環境とか心情とかで評価は変わると思うけど、
この作品は、
あまり映画に詳しくない人が観るには、充分に楽しめるんじゃなかろうか。
スピルバーグも、彼の作品にも詳しくないので、
いろんなオマージュが散りばめられていたとしても、それを感じることができない。
そういう立場で観ると、娯楽作品としてけっこう面白いと思いますよ。
 
映画作りが大好きな少年5人の、ひと夏の物語。
主人公のジョーは母親を事故で亡くし、父親と二人暮らしが始まったばかり。
映画作りの仲間をあまり好ましく思っていない父親は、夏休みにキャンプへ行けと言います。
ずっと育児を母親に任せて来た父親は、息子とどうかかわったらいいのか分かっていない。
ジョーも、母親への思いを断ち切れないままに、
気を紛らわす手段として映画作りにのめり込んでいく。
 
というベースが、もう少し丁寧に描かれていたらな~。
とちょっと残念。
 
映画作りで遭遇した列車事故
それをきっかけに、町全体に不思議なことが起こり始め
軍が町を制圧しようと動き始めます。
軍が必死で隠そうとした事実を、ジョーたちが偶然も重なって解明していくんだけど、
その過程と、ジョーと父親、仲間であるアリスと父親という
二組の親子の再生の物語が絡んでいくわけです。
 
少年たちの冒険心、好奇心、そして映画に懸ける思い、
仲間への友情や初恋。
とまあ、子供を主にするなら絶対必要、と言う要素はきっちり入ってます。
 
大人相手に、子供がこんな立ち回って解決していくはずないじゃん。
なんて思う人にはつまらない作品。
だけど、子供の生命力の強さを思いだせる人には楽しめる作品。
だと思いますよ。
 
映画初主演のジョエル・コートニー、素晴らしいです。
他の少年たちも、ほとんどが映画初出演のようですけど、
子供らしさが出てて、作品に馴染んでました。
そしてアリスを演じたのはエル・ファニング
記事を書くためにクレジットを確認して知ったのですが、
かの有名なダコタ・ファニングの妹さんとか。
どうりで…!
うまいな~って思ったんだけど、血なんでしょうね~。
要チェックの女優さんになっていくかもね。
 
手に汗握るような緊張感が、もっとあったら良かったんだけど、
ちょっと薄味かな。
親子の再生に関しても、圧倒されるような感動はないけど、個人的には満足できました。
 
スーパーエイトって、カメラのことだったんですね~。
そういうことに知識があって、
映画作りに没頭した子供時代を送った人には
懐かしい作品かもしれません。