幸せへのキセキ (2011)

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 英国の人気コラムニスト、ベンジャミン・ミーの奇跡の実話を「あの頃ペニー・レインと」のキャメロン・クロウ監督が映画化した感動のヒューマン・ドラマ。妻の死から立ち直れずにいた主人公が、心機一転とばかり動物園付きの邸宅に引っ越し、飼育スタッフたちと力を合わせて困難な動物園の再建に奮闘するとともに、悲しみを乗り越えて子どもたちとの絆を取り戻していく姿を描く。主演は「ボーン・アルティメイタム」「ヒア アフター」のマット・デイモン、共演にスカーレット・ヨハンソントーマス・ヘイデン・チャーチ
 ロサンジェルスの新聞社に勤めるコラムニストのベンジャミン・ミー。最愛の妻の死から半年たった今も悲しみは癒えず、一方で14歳の息子ディランはたびたび問題を起こし、7歳の娘ロージーも元気がない。そこで新天地での再スタートを決意したベンジャミンは、郊外の丘で理想的な物件を見つける。ところがそれには、2年間閉園状態の動物園と個性豊かな飼育員たちも付いていた。それでも、ロージーの喜ぶ姿を見たベンジャミンは、周囲の反対を押し切り、動物園を購入してしまう。そんなベンジャミンに対し、飼育員チームのリーダー、ケリーは、素人に動物園のオーナーは務まらないと警告するのだったが…。<allcinema>

 
2011年
原題:WE BOUGHT A ZOO
上映時間 124分
製作国 アメリ
 
最愛の人の死から立ち直ろうとする家族の<軌跡>を描く、
実話から生まれた<奇跡>の物語。
 
監督: キャメロン・クロウ 
製作: ジュリー・ヨーン  キャメロン・クロウ  リック・ヨーン 
製作総指揮: イロナ・ハーツバーグ 
原作: ベンジャミン・ミー  『幸せへのキセキ 動物園を買った家族の物語』(興陽館刊)
脚本: アライン・ブロッシュ・マッケンナ  キャメロン・クロウ 
撮影: ロドリゴ・プリエト 
プロダクションデザイン: クレイ・グリフィス 
衣装デザイン: デボラ・L・スコット 
編集: マーク・リヴォルシー 
音楽: ヨンシー 
出演: マット・デイモン ベンジャミン・ミー                   スカーレット・ヨハンソン ケリー・フォスター
        トーマス・ヘイデン・チャーチ ダンカン・ミー         パトリック・フュジット ロビン・ジョーンズ
       エル・ファニング リリー・ミシュカ                       ジョン・マイケル・ヒギンズ ウォルター・フェリス
       コリン・フォード ディラン・ミー                          マギー・エリザベス・ジョーンズ ロージー・ミー
       アンガス・マクファーデン ピーター・マクレディ 
       カーラ・ギャロ           J・B・スムーヴ            ステファニー・ショスタク 
       マイケル・ペインズ       キム・ホイットリー          トッド・スタントン 
       ピーター・リーガート     ロベルト・モンテシーノス    デシー・リディック  
 
実は、観に行く前にTVであってた“実話”の方を見ちゃってたんですよね~。
なので、大まかな流れは掴んでました。
…というか、動物園を買った家族の話、以外の何物でもないんだけど…。
だから、湿っぽいお涙ちょうだいの仕上がりなのかなと思ってました。
ところが、全編を通して笑いがあってリラックスして見られたんですよね。
こういう展開、個人的には好きです(^^)
 
TVで見ていた実話の部分とは違って、
ベンジャミンはすでに奥さんが亡くなっていて、
その悲しみを背負ったままま、父親としての役割に奔走する日々。
長男のディランは反抗期で手がつけられない。
このディランと父親との確執が、もう一本のストーリーとなっています。
 
子供たちのために、心機一転、
環境の良いところに移ろうとしたベンジャミンが見つけたのは、
動物園がついてるけど、理想的な家だったのです。
 
コラムニストだけど冒険家だったベンジャミンの新しい冒険が、動物園を立て直すこと。
資金面で苦しみながら、子供たちのため、動物のため、
そして動物園に勤める飼育員たちのため、
ベンジャミンが必死になる姿は、理屈抜きに感動するんです。
 
ディランには動物園でアルバイトをするリリーという少女との恋物語もあって微笑ましい。
女のこと話すのが苦手、
父親が理想を翳すのが疎ましい。
そんなディランとベンジャミンとの壁も、
最後には、向き合って気持ちを伝えあうことで理解しあえるわけです。
そういうことって、どんな国でも共通なんだな~って思っちゃいます。
 
ディランを演じたコリン・フォード
ロージーを演じたマギー・エリザベス・ジョーンズ
そして子役としては頭一つ抜きんでているエル・ファニング
ほんとに子役の力って大きいですよね。
 
マット君は、今回も奥さんを亡くして一人涙する役です。
【コンティジョン】も同じような設定でしたよね。
最近はこういう良き夫、良きパパ役がハマってます。
飼育員ケリーを演じたスカーレット・ヨハンソン
久しぶりにお色気をふりまかずに、素直な笑顔が素敵な女性役で、
綺麗だな~って思って観てました。
 
そんなケリーとベンジャミンとの未来は明るいみたい。
同志としてのふたりの姿が清々しかったから、キスシーンはなくてもよかったかも(^^ゞ
想像させるだけでも、充分に伝わった気もするんだけどな。
 
そして邦題に関しては、今回も問題ありかな~。
ただ、原題があまりに芸がなさ過ぎだと思ったかな(^^ゞ
とにかく“幸せ”という単語が多すぎ。
キセキをカタカナにしたのは、奇跡でも軌跡でもいいですよってこと?
個人的には、軌跡のほうがピンときます(^^)
 
 
動物園のお話なのでたくさんの動物が出てきます。
…へびは遠慮したいけど、トラもライオンもカッコイイ。
自然の中の動物たちの姿にも、見入ってしまいました。
動物好きな人にはお勧めです(^^)
 
色々あったけど、動物園がオープンした時はやっぱり感動しますよね。
そういうベタな家族の再生物、最近多いけど、
観終わった後の清涼感が心地よくて、これはお気に入りとなりました。
 
Why not?
素敵な言葉でした(^^♪