三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船

 アレクサンドル・デュマの同名古典を「バイオハザード」シリーズのポール・Wイメージ 1・S・アンダーソン監督が最新の3D映像技術で映画化したエンタテインメント・アクション・アドベンチャー大作。憧れの三銃士の仲間入りを果たした青年ダルタニアンが、王妃の首飾りを巡って、宿敵リシュリュー枢機卿や謎多き美女ミレディと繰り広げる熾烈な攻防の行方を描く。主人公ダルタニアン役に「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」のローガン・ラーマン、共演にミラ・ジョヴォヴィッチオーランド・ブルームクリストフ・ヴァルツ
 17世紀のフランス。若くして王位を継いだルイ13世は、王妃アンヌに夢中で政治には無頓着。その隙に野心家のリシュリュー枢機卿が着々と実権を掌握しようとしていた。そんな中、三銃士に憧れる無鉄砲な青年ダルタニアンが田舎からパリへとやって来る。最初はそうとは知らずに三銃士相手に決闘を申し込むダルタニアンだったが、リシュリューと敵対する両者はほどなく和解、晴れて三銃士の仲間入りを果たす。その頃、正体不明の美女ミレディは、王妃と敵国イギリスのバッキンガム公爵が通じていると見せかけるべく、王妃の首飾りを盗み出しイギリスへと渡る。ダルタニアンは秘かに想いを寄せる王妃の侍女コンスタンスからそのことを知らされ、三銃士と共に首飾りの奪回へと旅立つ。<allcinema>

 
2011年
原題:THE THREE MUSKETEERS
上映時間 111分
製作国 フランス/アメリカ/イギリス/ドイツ
 
伝説よりも、ハデにいこうぜ。
 
監督: ポール・W・S・アンダーソン 
製作: ジェレミー・ボルト  ポール・W・S・アンダーソン  ロバート・クルツァー 
製作総指揮: マーティン・モスコウィック 
原作: アレクサンドル・デュマ 
脚本: アレックス・リトヴァク  アンドリュー・デイヴィス 
撮影: グレン・マクファーソン 
視覚効果監修: デニス・ベラルディ 
プロダクションデザイン: ポール・デナム・オースタベリー 
衣装デザイン: ピエール=イヴ・ゲロー 
編集: アレクサンダー・バーナー 
音楽: ポール・ハスリンジャー 
出演: ローガン・ラーマン ダルタニアン                      ミラ・ジョヴォヴィッチ ミレディ
        オーランド・ブルーム バッキンガム公爵             クリストフ・ヴァルツ リシュリュー枢機卿
        マシュー・マクファディン アトス                       レイ・スティーヴンソン ポルト
        ルーク・エヴァンス アラミス                           マッツ・ミケルセン ロシュフォール隊長
        ガブリエラ・ワイルド コンスタンス                     ジェームズ・コーデン プランシェ
        ジュノー・テンプル アンヌ王妃                         フレディ・フォックス ルイ13世 
 
何でしょうか…。
もっとわくわくどきどきを期待していたんですけど…。
原作が有名で魅力的だし、何度も目にする機会が多い作品だけに、
それをどう料理するのか、観る側の期待値が高いというのはあると思いました。
 
副題にもあるように、ダ・ヴィンチの飛行船がひとつの大きな盛り上がりになるはずなのに、
その戦いが物足りない…。
ジョニーの【パイレーツ~】を思い出させるし比べるし、
そうなるともっと時間をかけてここを強調したらよかったのかな。
確かに奇想天外ではあるけど、そういうのが映画の醍醐味だから
全然気になりません。
 
でも、やっぱり剣を交えての戦いの方が興奮するかな。
ダルタニアンとロシュフォールの一対一は、見せ場の一つでしたね。
 
そういうアクションシーンと、実権を握ろうと暗躍するリシュリュー枢機卿
謎の美女、ミレディ、
敵国のバッキンガム公爵。
灰汁の強い登場人物が揃っているわけで、
演じた俳優陣もハマり役だと思うけど、活かしきれてないですよね~。
 
無礼で自信過剰なダルタニアン。
彼が主人公なわけだけど、
三銃士も加えて四人で物語を引っ張って行くには、少々影が薄い印象は否めません。
 
あ…と。
決してつまらないわけではないんです。
娯楽エンターテインメント作品として単純に楽しめると思います。
ただ、個人的な好みとしては、
この題材では、
レオ君の【仮面の男】が好きだったかなと(^^ゞ
だって、かっこいい!と肩入れしちゃう登場人物やシーンがないんですもん…。

で、最後に感じたのは、
実は一番印象に残ったのは、おバカなフランス国王だったりするかも。
ということでした♪