BRAVE HEARTS 海猿 (2012)

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 原作『海猿』最終話で描かれた「ジャンボジェット機海上着水」を映像化したシリーズ最新作。シリーズは前作「THE LAST MESSAGE 海猿」(2011)で完結していたが、ファンの熱い要望に応える形で新たに制作された。羽住英一郎(監督)、福田靖(脚本)、佐藤直紀(音楽)、伊藤英明(主演)と、全シリーズを手がけてきたスタッフとキャストが再び集結し、ドラマの新たなステージを切りひらく。
 海上保安官だった仙崎大輔は後輩の吉岡とともに、海難救助のエキスパートである特殊救難隊に所属していた。大輔は妻の環菜との間に二人目の子供を授かり、吉岡はキャビンアテダントの美香という恋人ができるなど、公私ともに充実していた。しかし美香の搭乗するジャンボ旅客機のエンジンが炎上、飛行がこんな状況に陥ってしまう。総合対策室の下川救難課長は最後の選択肢として、東京湾への着水を提案。ジャンボ機が浮かんでいられるのはわずか20分。大輔たちはその間に300名を超える乗客乗員を救出することができるのか!?<allcinema>
 
2012年
上映時間 116分
 
監督: 羽住英一郎 
チーフプロデューサー: 臼井裕詞 
製作: 亀山千広  加太孝明  水口昌彦  市川南  亀井修  小笠原明男 
プロデューサー: 安藤親広  上原寿一  森井輝        ラインプロデューサー: 古屋厚 
原作: 佐藤秀峰             原案: 小森陽一      脚本: 福田靖                 撮影: 江崎朋生 
視覚効果: 石井教雄           美術: 清水剛        編集: 松尾浩                 音楽: 佐藤直紀 
音響効果: 柴崎憲治            スクリプター: 谷恵子            照明: 三善章誉 
制作担当: 阿部豪  道上巧矢       装飾: 小山大次郎                録音: 柳屋文彦 
助監督: 川村直紀  細川光信 
出演: 伊藤英明 仙崎大輔                  加藤あい 仙崎環菜
       佐藤隆太岡哲也                   仲里依紗 矢部美香
       三浦翔平 服部拓也                   平山浩行 村松貴史
       伊原剛志 嶋一彦                     時任三郎 下川いわお
 
初日レイトショーで鑑賞してきました。
うちの父が生前海保に勤めていたこともあって
このシリーズは絶対に外せないことは、公開されるたびに書いて来たので、
ご存知の方もいらっしゃるかな(^^)
 
8時半という時間も良かったのか、初日のレイトショーは多かったです。
カップルや同性同士、家族ずれなどなど、客層も広い。
このシリーズの人気の秘密でしょうね。

海難救助のエキスパート“特殊救難隊”の隊員となった
主人公の仙崎と、バディの吉岡が、海上に着水したジャンボジェット機から、
300名以上の乗客と乗務員を救出するお話。
 
救出のシーンは迫力あるし、
仙崎と吉岡の馬鹿な会話では笑わせてくれるし、
予想を裏切りません。
 
なお且つ、ジャンボジェットの機長と仙崎の会話を始め、
仙崎の「生きて帰る」という強い思いに泣かせられ…。
 
今回、仙崎の活躍は、いつもみたいに不死身のヒーローではなくて、
「生きて帰る」という思いが強い、熱い男として描かれていました。
そのせいか、救助のシーンの占める割合は、
もしかしたら今までの作品より少ないかもしれません。

水上への着水を提案したり、機長を励ましたりというシーンで目立っていました。
 
今回は、吉岡とその恋人との話が山場になっていて、
それは仙崎と環菜を思わせることも確かだし、
結局は全てがちゃんと収まるところに収まるのも確かだし、
それをつまらないと思う人には向かない作品です。
 
そう言うベタな展開もあるけど、
どんな困難なことがあっても、みんなが力を合わせてひとつになれば、
乗り越えられないことはない、という昨年の大震災を受けて製作されたこの作品の、
強い思いが伝わり人には、やっぱり感動できる作品なのですよ。
 
伊藤英明佐藤隆太も、今回も身体を張って頑張ってますからね(^^)
 
もうひとついうなら、
そのせいで、登場人物に深みがなかったかな。
特殊救難隊の嶋。伊原剛志だけに、もっと仙崎と激しく絡んでほしかったし、
ジャンボの乗客も、いろんなドラマを持ってたみたいなんだけど、
はっきりいって、そこは無視状態…(^^ゞ
 
でもまあ、お気に入りなので許すとします。
 
 
仙崎の活躍と共に見逃せないのが、巡視船。
船体がシャープでカッコいいんですよ~。
巡視船を見るたびに見惚れてます♪