デンジャラス・ラン (2012)

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 CIAの新米職員が、正体不明の武装集団に狙われた元CIA凄腕エージェントの最重要危険人物と共に決死の逃亡を繰り広げるノンストップ・アクション・サスペンス。主演は「アンストッパブル」のデンゼル・ワシントンと「[リミット]」のライアン・レイノルズ。監督はスウェーデン出身で本作が記念すべきハリウッド・デビューとなる期待の新鋭、ダニエル・エスピノーサ
 南アフリカにあるCIAの極秘施設“隠れ家(セーフハウス)”。その管理を任された新米職員のマットは、退屈な仕事に不満を募らせていた。そんなある日、凶悪犯トビン・フロストが連行されてくる。かつてはCIA史上最高のエージェントと評された、CIAが最も恐れる裏切り者。ところが彼を収容して間もなく、トップシークレットのはずの隠れ家が武装集団に襲われ、壊滅状態に。フロストから決断を迫られたマットは、彼を連れて隠れ家から脱出することを決断。敵の正体も分からぬまま、たった一人でフロストを守らなければならなくなったマット。しかも逃亡のチャンスを窺うフロストから巧みな心理戦を仕掛けられ、精神的にも追い込まれていくマットだったが…。<allcinema>
 
2012年
原題:SAFE HOUSE
上映時間 115分
製作国 アメリ
 
お前は悪魔と逃げている
 
監督: ダニエル・エスピノーサ 
製作: スコット・ステューバー 
製作総指揮: スコット・アヴァーサノ  デンゼル・ワシントン  アダム・メリムズ 
             アレクサ・フェイジェン  トレヴァー・メイシー  マーク・D・エヴァンズ 
脚本: デヴィッド・グッゲンハイム 
撮影: オリヴァー・ウッド 
プロダクションデザイン: ブリジット・ブロシュ 
衣装デザイン: スーザン・マシスン 
編集: リチャード・ピアソン 
音楽: ラミン・ジャヴァディ 
出演: デンゼル・ワシントン トビン・フロスト  
       ライアン・レイノルズ マット・ウェストン
       ヴェラ・ファーミガ キャサリン・リンクレーター
       ブレンダン・グリーソン デヴィッド・バーロー
       サム・シェパード ハーラン・ホイットフォード
       ルーベン・ブラデス カルロス・ヴィラル
       ノラ・アルネゼデール アナ・モロー
       ロバート・パトリック ダニエル・キーファー
       リーアム・カニンガム 
       ジョエル・キナマン 
 
CIAの陰謀を描いた作品は多いし、陰謀そのものに目新しさはないけど、
“逃げる”ことがメインなのは面白い。
その逃げる最重要危険人物がデンゼル・ワシントン
お歳は召したけど、やっぱりカッコいい(^^)
 
原題は【SAFE HOUSE】
セーフハウセと呼ばれる隠れ家の管理を任されている、CIAの新米職員マット・ウェイン。
フランス人の恋人がいて、彼女と一緒にフランスに行きたいために
転属願を出しているという、
どちらかというと仕事と言うより、彼女が中心の軽い男かなって思う。
 
このマットが管理するセーフハウスに、
最重要危険人物のトビン・フロストがやって来て、自体が一転。
のんびりと来る当てのないゲストを待つ日々から
接したことのない工作員の仕事を目の当たりにし、
銃撃戦に身を置くことになってしまう。
最初は確かに戸惑っていた。
けど、マットにむくむくと仕事熱が燃え始める。
というか、元々正義感の強い奴だったんでしょうね~。
 
 
冒頭、トビンが裏取引をするシーンで始まるんだけど、
その取引したものが元で、トビンは命を狙われることになるわけです。
暗殺者から逃げるトビン。
そのトビンを本部に引き渡そうとするマット。
ふたりの逃走劇が始まります。
 
そんなに動ける奴だったの?
と思うほど、マットはどんどん変わって行きます。
それまで眠っていた才能が開花するかのように、
瞬時にトビンの逃走経路を読み解いていく、そのスピード感。
 
 
最近のはやりでしょうか。
手持ちカメラでの撮影のせいで、画面が揺れます。
これはかなり辛い。
スピード感を表したいのかもしれないけど、どうかな~。

激しい逃走劇で見えてくる、真実。
そしてその逃走劇で、トビンとマットの間に生まれる友情と言うか信頼と言うか…。
トビンがただの裏切り者ではないと思えてきて、
マットはトビンの考え方や行動を見て成長するんですよね。
 
のんびり過ごしていた冒頭のゆるーい表情と、
上司とのやり取りで見せた引き締まった表情と、別人みたいでした。
CIAの悪しき部分に染まらない、正義感の持ち主として
仕事に邁進していくことでしょう。
 
この仕事で家族を持つことは難しいと、
【ミッション・イン・ポッシブル】でも似たようなシーンがあったな~。
なんて思うラストでした。
 
お客さんも男性が多かったけど、骨太で男っぽい作品。
こういうジャンルは好きなので、楽しめました(^^)