カラスの親指 (2012)

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 人気作家・道尾秀介の同名ベストセラーを、「麒麟の翼」「テルマエ・ロマエ」の阿部寛と、お笑い芸人村上ショージの主演で映画化した痛快エンタテインメント・ミステリー。凸凹サギ師コンビが、彼らのもとに転がり込んだ若い男女3人とチームを組み、一世一代の大勝負に挑む姿を、ユーモラスな人情模様と予測不能かつトリッキーなストーリー展開でスリリングに描き出していく。共演は石原さとみ能年玲奈小柳友鶴見辰吾。監督は「楳図かずお恐怖劇場 絶食」の伊藤匡史。
 悲しい過去を持つプロのサギ師タケと成り行きからコンビを組むことになった初老のサギ師テツ。ある日2人のもとに、街で偶然知り合った少女まひろが姉のやひろとその彼氏を連れて転がり込んでくる。こうして5人のまるで家族のような奇妙で温かな共同生活が始まる。ところがそんな穏やかな日々は、タケを執拗に追う魔の手によってあっけなく破壊されてしまう。もはや逃げ続ける人生に疲れ果て、崖っぷちまで追い詰められた5人は、ついに一世一代の大勝負に打って出る。<allcinema>
 
2012年
上映時間 160分
5人のサギ師(カラス)が 挑んだ大勝負!!
驚きと感動の 爽快エンタテインメント!
監督: 伊藤匡史 
製作: 重村博文  小西啓介  鳥羽乾二郎 木沢裕一 油谷昇 高橋誠 
プロデューサー: 玉江唯 
アソシエイトプロデューサー: 西村信次郎 篠田学 
ラインプロデューサー: 深津智男 
企画: 玉江唯 
原作: 道尾秀介 『カラスの親指 by rule of CROW's thumb』(講談社刊)
脚本: 伊藤匡史 
撮影: 岡雅一 
美術: 古谷美樹 清原麻祐子 
編集: 後藤あずさ 
音楽: 林祐介 
音楽プロデューサー: 和田亨 
音響効果: 岡瀬晶彦 
スタイリスト: 新崎みのり 
照明: 松隈信一 
装飾: 酒井拓磨 田中宏 
録音: 鈴木肇 
助監督: 桑島憲司 
ヘア&メイク: 加藤由紀 
出演: 阿部寛 武沢竹夫          村上ショージ 入川鉄巳
    石原さとみ 河合やひろ      能年玲奈 河合まひろ
    小柳友 石屋貫太          ベンガル 質屋の店主
    戸次重幸 豚々亭のマスター   なだぎ武 馬々亭の店員
    古坂大魔王 ノガミ          鶴見辰吾 ヒグチ
    ユースケ・サンタマリア        上田耕一
フリーパスポート11本目
さあ、フリーパスポート期間もラストスパートです!
 
阿部寛が詐欺師だなんて、ちょっと面白そう。
ましてやコンビを組むのが村上ショージ
どんな掛け合いがあるのか、期待もしてました。それなりに…。
 
時間が長いのは覚悟してたけど、それでも長い…!
先日、90分の【ドリームハウス】を観たせいもあって、全体的にゆるい感じは否めませんね。
 
決して面白くないわけじゃあありません。
なんというんでしょうね~。
どこが山場かというと、やっぱり最後なんじゃないかと思うわけです。
そこを言いたいがために、160分付き合わされたのかー。
と思うオチが待ってます。
最後のオチのために、全部の伏線をカットできなかった、というところでしょうか。
原作は未読なので分からないけど、
もしかしたら原作に忠実に脚本を書いたのかしらね~と思ってしまうくらい。
 
 
詐欺師が挑んだ大勝負。
確かに大勝負です。
 
ハイテクを駆使するわけでもなく、せいぜい携帯電話が出てくるだけで、
どちらかというと古いタイプの詐欺師です。
だからこそ、人物像には身近に感じたりできます。
 
最後の大勝負のシーンは、緊張が伝わる駆け引きが続くけど、
でもそういうシーンを描きたいわけじゃなくて、
なぜ詐欺師コンビがまひろ、やひろ姉妹と一緒に暮らすことになったのか、とか、
その疑似家族生活が楽しかったね、とか、
人との繋がりの大切さや、優しさを伝えようとしてるんだと思います。
 
 
阿部ちゃん演じたのは、借金でヤミ金に手を出して破滅した元サラリーマン。
かっこいいだけの役じゃなくて、くたびれた中年男もやれるようになってきましたね。
 
村上ショージは、セリフにぎこちなさは感じたけど、まあいいポジションでした。
 
スリの少女の姉を演じた石原さとみ
びっくり!実は石原さとみだと分かるまでどのくらいかかったか(^^ゞ
かなりぶっとんだお姉さんで、最初は苦手なタイプだったんだけど、
どんどんいいお姉さんになっちゃったんですよ。
 
これだけのキャストなのに、ちょっと地味ですかね?
お客さんが少なかったな~。
まあ長いから、二の足踏んでしまうかもね(^^ゞ
 
タイトルのカラスは玄人のこと。
黒い…くろい…玄人となるらしいです(^^)